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魔王軍デーモン軍団幹部ー> 魔王軍幹部デーモン軍団団長 と訂正させて頂きました。
「なんてことだ」
村に戻った俺たちが目にしたのは焼き払われた村だった。
「やめてくれ、助け….」
遠くから声が聞こえた。
声が聞こえた方に向かった。
そこには1人の悪魔がいた。
悪魔の周りには血まみれの村人と殺されかけている少女がいた。
すぐに俺は[身体強化]と[斬撃強化]を発動し、悪魔の腕に攻撃し、少女を解放した。
「なんですか?あなたは」
悪魔は俺に名前を尋ねた。
「人に尋ねる前に自分が名乗ったらどうだ?」
悪魔は俺の返しに冷静に対応した。
「そうですね。では改めて」
「私はアークデーモンのヴェアークと言います。魔王軍幹部デーモン軍団団長です。」
魔王軍幹部だと、これはかなりやばいな。
「俺は魔物使いの陰だ。この村を焼き尽くしたのはお前で間違いないな。」
「はい。魔王様の命によりその少女を殺しに来たのです。」
なぜ魔王がこんな少女をと疑問に思い、
「なぜ魔王様とやらがこんな少女を?」
俺の質問にヴェアークは一言
「あなたの[鑑定眼]で見ればいいじゃないですか」
と返した。
俺はこの少女に[鑑定眼]使った。
[ユイ Lv 2 HP 10 MP 15 残りSP 0
筋力 2 知力 6 耐久 3 俊敏 4 器用 4
スキル〜・聖魔紋 ・ヒールD]
何だこの[聖魔紋]というスキル。ランクがついてないな。
「分かりましたか?その少女のユニークスキル
[聖魔紋]はまだ使えないでしょうけど、
私たち魔物や魔族といった者にとっては天敵となるスキルです。
だからその少女を早めに殺しておくというわけです。」
「なんでそんなに丁寧に教えてくれるんだ?」
するとヴェアークは笑いながら言った。
「そんなの、この場で皆殺しにするからに決まっているじゃないですか!」