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「そんなの、この場で皆殺しにするからに決まっているじゃないですか!」
ヴェアークは真っ直ぐ俺に突撃してきた。
コイツには俺の[鑑定眼]が効いてない。
俺のレベルは15、少なくともヴェアークのレベル40は超えている。
「きゅぅう!」
俺を守るためにキュウが俺の前に飛び出した。
だがキュウはヴェアークの拳を耐えることが出来ず俺ごと吹っ飛ばされてしまった。
[キュウLv18 HP7/230]
キュウの耐久は86もある。
それがこんなに一瞬で。
「かなり手加減したのですが、大昔に1国を半壊させたユニークモンスターも所詮は下等なスライムというわけですね」
「期待はずれです。」
これ以上キュウを戦わせる訳にはいかない。
「キュウ、支配空間に入ってろ」
「きゅぅ」
手加減された状態の攻撃をキュウですら耐えられないということは俺もソーゴも一撃で死ねるな。
「ではそろそろその少女を殺すとしましょうか。」
やばいっ!
「来るな!」
「ホブゴブリンですか。あなたがそこの少女を守る理由はないでしょ?どいてください。なるべく魔物は殺したくないのですが」
ヴェアークの言葉にソーゴは強く反論した。
「理由はある、我が主が守ろうとしているものを守るのは配下として当たり前だろう!」
ソーゴの言葉にヴェアークは呆れたように言った。
「そうですか、分かりました。仕方がありませんね」
「あなたも殺すとしましょう」