真紀が佐藤とトランプしていると男性が事務所に来た。
「キャバ嬢が亡くなりまして…。」
「何時に亡くなりましたか?」
「8時に開店なので店に行ったら居なくて家を訪ねたら息していなくて…。」男性は泣きながら言った。
「現場に案内してくれますか?」
「わかりました。」二人は現場に向かった。
「お前ら来てたのか。」
「絞殺か。」真紀は遺体をじっと見た。
「被害者は奥田美穂子34歳源氏名は星(あかり)。」
「犯人は首を思いっきり縛り殺した。」
「靴の跡がありますね。」佐藤はしゃがんで床を見た。
「ホントだ土足で上がったんだ。」二人は足取りを探りに外に出た。
「ピンクのスカーフが落ちてますね。」
「犯人が落としたのかも。」
二人は聞き込みを開始した。
「スカーフを巻いた人物を見ませんでしたか?」
「いいえ見てないですね。」女性は首を横に振った。
「ありがとうございました。」
「何処に逃げたんでしょうか。」佐藤は頭を掻いた。
「あの女性ずっと何か探してるね。」
「スカーフを探してるのかも。」二人は近づいた。
「此れをお探しですか?」
「すみませんありがとうございます。」女性はスカーフを受け取り去って行った。
「彼奴尾行しない?」
「そうですね。」二人は尾行した。
「あの店もしかして…。」
「入りましょうか。」女性の後を追うようにキャバクラに入った。
「私たち探偵なんですがスカーフを巻いた女性を見ませんでしか?」
「優奈ちゃんなら奥です。」キャバ嬢が案内した。
「優奈さんですね。」
「そうですが。」女性は立ち上がる。
「あなた奥田さんの家に行きましたよね。」真紀が尋問する。
「正直に言って下さい。」
佐藤が諭すように言った。
「行きました…。」
「あなた奥田さん殺しましたよねスカーフを拾ったの私たちなんです。」女性は驚き俯いた。
「あなたたち探偵だったんですね星とは客の取り合いの喧嘩をして…。」
「あの社長私の太客なんだけど!」
「ふざけんな私を気に入ってるの!」
「それで殺したんですね。」
「はい…。」真紀は警察に通報した。
「山崎晴海9時30分殺人罪で逮捕する。」優弥は手錠をかけて連行した。
「客の取り合いで殺すなんて。」
「キャバ嬢も大変なんだよ。」二人はキャバクラを出て事務所に戻りまたトランプをした。
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