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ディクトロイと遊園地でデートすることになった。ディクトロイがフィフェルスの肩に乗りながらはしゃいで
「次、あそこのチュロス食べようぜ!」
と言った。が、ディクトロイが召喚魔法を使おうとして、財布を途中で置いてきてしまった事に気がついた。ディクトロイは焦って
「すまん!ちょっとここで待っててくれ!すぐ戻るから〜!」
と走っていった。近くのベンチに座っていると男性に話しかけられた。
「よぉ、ねぇちゃん。・・・ん?いやこの匂いは女体化と人間化の薬を飲んでるにぃちゃんって言ったところかな?アハッ☆」
とグレーの髪、赤い目、左目が前髪で隠れれかかっている、悪魔でも別の種族でもない男性はニコっと笑った。服装も黒に近い物が多く、肌の色は薄い青色、ほっぺの色も青色だ。男性はウィンクしながら
「俺はドミネイト・フラワー、君を誘拐しようとした妖精さ」
と言った。
「君は支配の三葉を知ってるかい?」
とドミネイトは尋ねた。フィフェルスは少し考えたあとに
「危険魔界植物に認定されてる植物のことですよね?」
と言った。ドミネイトは頷いて
「いや〜支配の三葉、厄介で嫌っていると思うが支配の三葉たちからすればトラウマさ」
と話しだした。
「君は支配の三葉が散々言われてきてどんな風に思ってたか知ってるかい?周りの花や植物を枯らす能力があるがゆえに嫌われ、枯らすたびに罵声を浴びせられた。「お前のせいだ」「どう責任取ってくれるんだ」ってね。能力は望んで手に入れたわけじゃないし、好きで使ってるんじゃない。それを理解しない奴らが罵ってくるから皆トラウマになってるのさ。別の種族を同じ種族に変えるときにそのトラウマも無ければ同種にはできないんだ」
フィフェルスは話を真剣に聞いたあとに
「まるで貴方が支配の三葉みたいに話しますね。もしかして貴方が支配の三葉だったり?」
と言うとドミネイトは残念そうな顔をして
「ちぇっ、もうバレたのかよ。勘づくの早すぎ。まぁいいや、もう遅いんだからね☆」
と言うとドミネイトの周りの地面から黒いツタが伸びてきてフィフェルスを縛り付ける。ドミネイトはニヤニヤと笑い、
「でも極限まで会話できてよかったよ。このあとはどうせ、まともに会話できないだろうから」
と意味深に言った。フィフェルスが焦りながら
「ねぇ!どういうことなの?!」
と言うとドミネイトはいたずらっ子のような笑みを浮かべて
「このあとすぐわかるさ。ほら、これを食べろ」
と黒い飴のようなものをフィフェルスの口の中に入れた。
「?!」
突然の出来事にフィフェルスは飴を思わず飲み込んでしまった。ドミネイトは満面の笑みで
「だいじょーぶ、その飴すぐ溶けるから」
と言った。フィフェルスはドミネイトを睨みつけながら
「ねぇ、僕に何食べさせたのさ?」
と尋ねるとドミネイトは笑顔で
「見ての通り飴・・・ではなく同種族になる種さ。痛みは伴うけど、同じ痛みを味わって、支配の三葉が突然変異して生まれた妖精、通称支配の妖精となるのだ。余計なものはいらないから他の薬の効果も切れるよ」
と言った。途端にフィフェルスの全身に激痛が走った。気づけば元の姿に戻っていた。
「な、なに・・・?!イ゙ダッ!トゲが刺さってるみたいな痛み・・・!」
ドミネイトは心配そうに見つめながら
「こんなのが限界だったらトラウマのとき耐えられないよ?二回目、耐えられないよ?ほら頑張れっ!」
と言った。フィフェルスは突然目の前が真っ暗になって混乱した。
「?!何が起こってるの・・・・?!え、なんで見捨てるの・・・痛っ!」
フィフェルスの舌に激痛が走った。ドミネイトが残念そうな顔をして
「あー、呂律回らなくなってきちゃうな〜。楽しい会話もしばらくお預けだな〜」
と言った。フィフェルスは泣きながら
「ええ・・・ぼふわふくあいもん(ねぇ・・・僕悪くないもん)」
絶望に満ちた表情と、目には光は宿らず、ただ希望を否定していた。
ディクトロイが戻ってフィフェルスを見た瞬間に状況を把握した。ドミネイトを睨みつけながら
「フィフェルスに何したんだよ・・・」
と言うとドミネイトは悪びれなく
「同種族にしてるだけさっ☆あと数分でトラウマも激痛も終わるよ。姿の変化は数日かかるね」
と言う。ディクトロイが怒って
「テメェなァ!除草剤かけて枯らさせてや・・・グッ」
除草剤かけて枯らさせてやろうか?!といいかけて黒いツタで口を塞ぎ、縛られてしまった。ドミネイトがフィフェルスを縛っていた黒いツタを離すとフィフェルスはつかれた様子で
「ひ、ひどい悪夢を見た・・・」
と力なく呟いていた。ドミネイトが笑顔で
「首元を見てみて〜☆」
と言った。フィフェルスが自身の首元を見るとリボンでおめかしされており、ニヤニヤと笑うドミネイトを見てフィフェエルスが
「いい加減ッ・・・やめろよ・・・このォ!」
と言って襲いかかろうとしたがドミネイトにかわされってしまった。ドミネイトは転んだフィフェルスを見下ろしながら
「やっぱ、悪魔たちは憎い。許せないな。俺らのこといじめてきたヤツらが」
と睨みつけながら言った。ドミネイトは瞬時に黒いツタを操り、フィフェルスを縛り付けたあとに痛めつけた。怒りに満ちた黒いツタはトゲが生えており、ものすごく痛い。なのに怪我はしていない。フィフェルスは泣きながら
「ッ!ねぇ、ッ!もう死んじゃうよ、ハァハァ、痛いッ、すごく痛い、死にたくないッあ゙っ゙イ゙ダイ゙よ〜」
と叫んだ。ドミネイトは狂気を感じる目で、恐ろしく低い声で
「お前は死ねない。俺には向かったのが悪いんだよ。死ねずにこのまま痛めつけられるんだよ、死ぬより地獄だろ。今まで悪魔たちが俺等支配の三葉をいじめてきた仕返しだ」
ドミネイトはすぐに笑顔になって
「ん〜、そんなに嫌なら痛めつけるのなしで歯向かわないって約束してくれるだけでいいよ?」
と言った。フィフェルスは涙目で
「お願いッ、約束するから・・・解放して・・・」
と言った。すると急にドミネイトがフィフェルスに近づいた。
「(え、まさか許してくれてない?!一体どうなっちゃうの・・・!)」
心の中でフィフェルスは叫んだ。ドミネイトはフィフェルスのワンピース姿をまじまじと見て
「やっぱ、犬悪魔って可愛いんだな。特にお前とか」
と萌え声で言った。フィフェルスは心の中で
「◯☓△@◯☓☓`?!」
と思いも寄らない急な告白(?)的発言に恥ずかしさのあまり言葉にならない叫びした。ディクトロイはドミネイトに頑丈な檻に閉じ込められていた。ドミネイトは愛しそうな目でフィフェルスを見て
「女装してなくてもどうせ可愛いんだろうけどさ」
と満足げに言った。