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テラーノベル(Teller Novel)
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結論から言おう。魔力のコントロールの授業の方は拍子抜けするくらいには簡単だった。アッシュからかなりハイレベルな内容を13歳のときには教わっていたからな。服の好みには不満があるが、彼を何だかんだ言って尊敬はしているし、彼が俺にとって必要なのも理解している。そんな日の全ての講義が終わった後、訪問者が自分のところにやってきた。

「アルヴィアン?」

「何ですか?」

「君の魔力コントロールが最高だったってさっき先生から聞いてね。」

「失礼?君は?」

「おっと、ハーシュだ。よろしく。」

「つまり?王子様が魔力コントロールに関心がある?興味深いな。」

「王位継承権が一番下だからね、自分で努力しなきゃいけないんだ。」

「ハーシュ王子、結論から言ってくれ。君はその事実に黙って屈する人間じゃないし、そうする意志もない、そうだろ?」

「…」

「沈黙は肯定と見なすことにするよ。」

「その通り。良くわかったな。」

「直感が鋭いんだ。君は魔力が他の人より多いような気がするし、才能もありそう。わかった。それじゃあ魔力コントロールの練習として明日の夕方はどうだい?こっちから迎えに行こうか?目立ちたくないなら部屋で待ってるが。」

「それはありがたいな。こちらから訪問する。明日はよろしく。」

「こちらこそ。」

『引きこもり侯爵子息』のダークサイド生活

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