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智と二人の家で
智は俺を好きだと、いつも笑顔で言ってくれたし甘えてくれた、でも、やっぱりその言葉は俺に向けられていた訳ではなかった。いつも俺といて、ハグをしても身体を重ねていてもその目は俺を見ていなくて、藍を見ていたと思うと心底苦しかった。藍には相手がいる。祐希さんが居るのに、そして何より彼氏は俺なのに。
智は…お前は、藍ばっかりを見る。そんな智に俺の心は黒く染まっていくのが分かった。
そして智が藍を連れて体育館を出るのを
見た 数時間後の事
「はぁ…酒飲んでるだけこんなに
時間かかるもの?」
不安になった俺はジャケットを取り外へ出た。
そして智がLINEで送った居酒屋をへ向かったするとそこには藍を介抱する智が居てある会話が聞こえてきた。
「ちょっと、藍大丈夫?」
「えへへ~大丈夫ですよ~智さぁ~ん!」
「ほんとに?なんか心配だし少し
近くのホテルで休んで行かない?」
「いやぁ~大丈夫ですって~」
そして俺は智の口から出たホテルの一言に
耳を疑った。
「え、待って…この居酒屋の
近くの ホテルって…」
「ラ○ホテル…だよね…」
俺が唖然としていると2人はホテルへと
足を進めていた。
「智…お前、浮気するんだ…俺にはすぐ嫉妬して怒ってくるくせに…自分はいいのかよ…」
そんな2人を背に俺は強い怒りが湧いた。
そしてその怒りはやがて俺の心 蝕み始めた。
「はぁ…ちょっと智に優しくしすぎたかな…」
「まぁ、お前の事だからどうせ…問い詰めたって…浮気なんてしてない介抱してただけって嘘つくんだろうな…」
「全部見られてるのに…」
「俺が彼氏なのに藍ばかり見るなら…
閉じ込めなきゃだめかな…?」
「そうだよな…閉じ込めて…もういっそ
俺から 離れないようにしてやる…」
「ずっと藍ばかりを見ていた目も、藍に向けられた言葉も全部…俺だけのものにしてやる…」