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イギリスが病んでいます。
微妙にフライギかもしれないです。
初心者なので大目にみていただければ幸いです。
アラームが鳴り、部屋に差し込んでいる光を眩しく感じながら起床しました。相変わらず良く眠れないです。
朝食を用意する余力もなければ食欲もないので軽く給水し準備をします。
「…頭が痛いです」
毎朝頭痛は私を襲いますが、どれだけ経っても慣れることはなさそうです。
頭痛に悩まされながら支度を終え家を出ます。
今日は会議がある日です。最近何も頭に入ってこないです。単語は頭に入りはするのですが理解が追い付かず処理されなかった単語が頭に蓄積されていきます。
此処が会議の会場ですかね。
アメリカ「…それで今後必要とされる体制ってなんだ?」
ドイツ「グローバル化が進行する中で現在の体制のままでは問題が多すぎる。だから現代社会の流れに沿った体制を再構築する必要があると考えたんだ。そこで仮だがいくつか案を考えてみた。1つ目は……」
なにかしらの体制について話しているのでしょうか。案を述べていることはわかるのですが内容が何も頭に入ってこないです。
フランス「…そういうシステムにするメリットはどう考えているの?」
ドイツ「…することで……だから……というわけだ」
日本「この案は良いと…………でしょうか?」
アメリカ「俺も………だな。………は少し………だが………」
このような状態になったのはいつからでしたっけ。きっとあの頃からでしょう。あまり覚えていませんが日本では「英国病」と呼ばれているという話を聞いたことがあります。
確かあの頃は何も上手くいかずに彷徨っていました。幸い現在は比較的状態は良いのですが昔のようには上手くいかないです。何が原因でしたのでしょう。
そういえば最近他人の目が気になって仕方がありません。………そもそもなんの話でしたっけ。すぐ忘れてしまうのですよね。そういえば今会議中でした。えっと…体制でしたっけ。
カナダ「それで父さんはどう思う?」
まずい。何か言わなければ…ホワイトボードに案の概要が載っているのでそれでなんとか…
「はい。私はどれも良く考えられていて良いとは思いますが、個人的には案1が良いと思います。」
イタリア「案1は融通が利きやすいし賛同するんね」
アメリカ「じゃあ案1と案3を中心に次回以降協議をしていこうか」
なんとか対応できました…自分が何を言ったのかも曖昧ですが。
アメリカ「…じゃあこれで今日は終わりだ。お疲れ」
日本「お疲れ様です」
カナダ「あぁ~疲れた」
イタリア「おなか減ったんね」
ドイツ「お疲れ様」
フランス「お疲れ~」
「お疲れ様です」
気づいたら会議が終わっていました。さっさと帰りますか。頭が重いです。
フランス「…」
やっと家に帰ることが出来ました。ベットに寝転んで休憩しましょう。
ベットは安心感があります。重い頭が横になるのは楽なものですね。
「…またですか」
突発的に会議のことが思い出されました。そういえば私が発言している間皆ホワイトボードの方を見ていました。私の事をどう思っているのでしょうか。きっと私は嫌われています。
あの時は何も感じていなかったのに今になると色々感じます。罪悪感や不快感、後ろめたさが黒く混ざって今更何も変えられない私を襲ってくるのです。その度に希死念慮が頭を支配します。
そう思ったって何も出来ないことは分かっています。睡眠薬も精神安定剤も怖くて1錠も飲むことが出来ません。そんな私に何が出来るというのでしょう。
こんな状態を快方に向かわせることもできなければ終わらせることもできないのです。かと言って他人は怖いので何も言えないですし。
自らの意思でこの思考を辞めることも出来ません。
何事も中途半端です。