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『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜 マイクで紡ぐ恋の予感?〜
番外編13『勘違いから始まるバトル』後編
『麻里衣さん、百合菜さん。今回はありがとうございました。』
『いえ、仕事ですから。』
事務所に2人と同い歳ぐらいの男が座る。
『この人達デート相手の……』
『はい。ストーカー被害に悩まされていた2人です。女性からしつこく付き纏われていて、わたしと百合菜で彼女を演じて諦めさせようとしたんです。』
『警察にも逮捕されましたし、本当に助かりました。』
『なんだぁ…そういう事だったのか…僕達てっきり2人の彼氏なのかと…』
『てめぇら本気で惚れるなよ。』
『『え?』』
グイッ。
『っ!』
『わっ!』
左馬刻さんと帝統に抱き寄せられる。
『『俺が惚れた女なんだから。』』
『『!!』』
『ちょっと、何言ってるんですか!』
『帝統!サラッとそういうこと言わないでよ!恥ずかしいじゃん!』
『だってお前は俺のだろ?』
『認めてないから!それに告白だって……』
『左馬刻さん、急にそんなこと言われても…』
『クスッ。皆さんのような人が傍に居たら惚れるにも惚れられませんよ。改めてありがとうございます。お二人とも。』
2人はニコッと微笑み去っていく。
(残念、改めてまた麻里衣さんに伝えようとしたのに…俺には勝ち目無さそうだな。)
(百合菜さんと僕じゃ釣り合わないか…。
僕の好きはしばらく封印だな。)
しばらくして――
『2人共誤解しちゃってごめんね。』
『私も話せなくてごめんなさい…。でも、嫉妬してたんですね。ふふっ。』
『そりゃするよ!だって僕達好きで一緒に居たいって思ってここにいるんだから。』
『乱数さん…。』
『僕だって男だし、嫉妬くらいするよ。』
サラッと私の髪を撫でる。
『可愛くて…好きな人のまりぃちゃんなら尚更。』
『っ……。』
触れられたところから熱を帯びていくように、体温が熱くなっていく。
『だから、もう嫉妬させちゃ、めっ。だよ?』
『は、はい……。』
『よく出来ました♡』
チュッとおでこにキスをする。
『なっ!飴村くん!』
『何?寂雷、いい歳して嫉妬?』
『乱数!お前だけずるいぞ!』
『い、一郎君…っ。』
『麻里姉、大丈夫でしたか?』
『う、うん。少しびっくりしたけど…。』
(いつか私達も……誰か一人を好きになる日が来るのだろうか……。)
(本気で好きって人に、いつか……
出会えるのかな。)
めでたしめでたし…
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コメント
1件
読み終わりました〜!誤解が全部「仕事だった」ってオチ、なるほどなって思いました。左馬刻さんと帝統が本気で惚れてるのをさらっと告白してるシーン、熱いですね…!乱数くんの嫉妬&甘やかしも可愛くて、でも最後の麻里衣さんと百合菜さんの「いつか誰かを好きになる日が」っていうセリフがじんわり来ました。この世界の住人たちがそれぞれのペースで恋をしていくの、応援したくなります。楽しい番外編ありがとうございました!