テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ぷち
1,456
#ヒプノシスマイク
86
映画見たい
240
『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜マイクで紡ぐ恋の予感?〜
番外編14 『夏休みは海に行こう』前編
『海に行きたーい!』
夏休みの真っ只中、百合菜がそう叫ぶ。
『ねぇ、お姉ちゃん海行こうよ!』
『海ねぇ…。行きたいのは山々なんだけど…
あいにく私は仕事もあるのよ。大学の課題だってあるし。』
『宿題は最終日ギリギリにやればいいじゃん!』
『小学生じゃあるまいし……計画的にやらないと。とにかく私は行けないから蘭、百合菜をプライベートビーチに連れてってあげて。千年達もつれて。』
『私はお姉ちゃんと行きたいのー!』
百合菜は駄々をこねる。
『子供じゃないんだから拗ねないの…』
『でもみんなもそう思ってるよ?ねぇみなさん?』
『え。』
『僕も麻里姉と海行きたいです!』
『三郎君……。』
『お嬢様、家にひきこもってばかりでは気も滅入りますから。気分転換に行ってきたらどうですか?』
『蘭まで……。』
『正直みんなお姉ちゃんの水着姿が見たいだけかもしれないけどね。』
『そ、そんなことは……ない、っすよ。自分はただ麻里衣さんと夏の思い出を……。』
『十四わかりやすいなぁお前。』
『お姉ちゃんいいでしょ?お願い♡( இ﹏இ )』
『……。』
(百合菜に頼まれたら断れない…。)
『分かったわ。その代わりちゃんと宿題は終わらせるのよ。』
『はーい!』
というわけで、姫神家のプライベートビーチで
2泊3日することが決まりました。
『ここがプライベートビーチか…本当にお嬢様だな…。』
『一兄、麻里姉達そろそろ来るみたいですよ。』
『そっか、じゃあバーベキューの支度しとくか。』
『肉だけ焼けよ、野菜はいらねぇから。』
『好き嫌いするな、左馬刻。』
『ほらほらお姉ちゃん早くおいでって〜。』
『無理、ラッシュガード返して……っ。』
グイッ。
『お待たせしました〜。』
『お、お待たせ、しました……///』
『麻里衣さんすっごく可愛いっす!』
『あ、ありがとう…。』
『乱数、あれは貴方がデザインしたと聞きましたが。』
『うん!可愛いでしょ?』
『抜け目ないですね…自分のチャームポイントのを入れるなんて。』
『なんのことー?』
『プライベートビーチで良かったな。死人が出るところだった。』
『サラッと怖いこと言うなよ。』
『ごっつ可愛いなぁ、このまま独り占めしたいくらいやわ。』
『簓さん…。』
『お嬢様、バーベキューの準備は我々でしておきます、海に入ってきたらどうですか?』
『そうね、そうするわ。あ、日焼け止め塗らないと……。』
『それなら私が…。』
『ダメだよ、寂雷はむっつりスケベなんだから。』
『君に言われたくありません。』
( `´)–*–(`´ )バチバチ☆
『喧嘩が始まっちゃった…。』
『麻里姉、あの二人は放っておいて僕が塗ってあげます。』
『いいの?じゃあお願い。』
私はレジャーシートの上に座る。
『あ、おさぶさぶずるー!』
ピトッ。
『ん……。』
(肌スベスベだ……自分から塗るとは言ったもののやっぱり恥ずかしいかも……。)
『さ、三郎く……っ。』
『は、はい。』
『前は自分で…』
『へ?あ!?っ、す、すみません!!!!』
僕は顔を真っ赤にして海に飛び込む。
『はっ。まだまだガキだなぁ〜。麻里衣。』
『さ、左馬刻さん…。』
『冷たい飲み物だ。熱中症には気を付けろよ。』
『は、はい。ありがとうございます。』
ぱしゃぱしゃっ。
『冷たくてきもちい…。お姉ちゃん、楽しいね!』
『えぇ。気分転換にはいいわね。』
ぶしゅっ。
『わっ!』
『隙あり。まりぃちゃん、はい、水鉄砲。』
『乱数さん…お返しです!』
『私もやるー!』
ぶしゅっ!
『きゃー!』
『つめたいー!』
『楽しそやなぁ…。』
『そんなら混ざってくればええやろ。』
『いや、遠くで揺れるあれを見てるのが楽しいんや。』
『あれ?……簓お前!!』
『ぶっ殺す…簓ぁ!』
『左馬刻様こわいわ〜。』
『みなさーん、バーベキューの準備ができましたよ〜。』
『はーい!』
『美味しいー!』
『海で食べるからまた美味しいわね。』
『お嬢様、実はこのプライベートビーチには秘密があってですね、あちらにある洞窟見てください。あそこに綺麗な貝殻があると噂なんです。後で行ってみたらどうですか?』
『綺麗な貝殻…。』
(百合菜に見せたら喜ぶかも…!)
私は貝殻を探しに洞窟へ向かった。
『沢山ある…。これでネックレスとか作ったら可愛いかも。』
『おや?麻里衣さんじゃないですか。』
『幻太郎さん!どうしてここに?』
『小生あまり海には入らないので……洞窟で涼んでいたところです。』
『そうなんですね!私は貝殻を探しに来たんです。』
『そうでしたか、では小生もお手伝いします。』
数時間後――。
『沢山取れました…。帰りましょうか。』
『…いえ、無理そうです。』
『え?』
『小生も気付かなかったのですが…満潮になってます。』
『えぇ!?』
先程来た時は砂浜があった場所に今は海が満ちている。
『す、スマホ……あ、圏外…。』
『小生もです……。』
『もう夕方ですし、泳いでいくのは危ないですよね…。』
(つまり、幻太郎さんと1晩この洞窟で2人きり…!?)
次回、中編へ続く!
コメント
1件
やっと夏の海編キター!!🌊💕 麻里衣ちゃんがラッシュガード奪われて恥ずかしがってるの可愛すぎたし、三郎くんが日焼け止め塗るシーンで大慌てするところエモすぎて叫んだ😭💗 最後の洞窟で幻太郎さんと2人きり…!?次回が待ちきれないよ〜〜🔥