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扉を開けると、頭には包帯が巻かれ、あちこちが傷だらけになって眠る桃くんがいた。
その体からは、一切の生気も感じなかった。
「あの、、事故にでもあったんですか?」
原因を恐る恐る聞いてみる。
「階段から転落して頭を強く打ったと、、先生からは聞いております」
階段から転落?運動神経抜群の桃くんにそんなことがあるだろうか。
不思議に思った僕は、
「本当ですか?」
と思わず聞くと、
「先生に聞いた方が早いでしょう」
と言い、車椅子を180度回転させ、足早に部屋を出た。