ないこが飯を食べ終わってから俺もササッと飯を済ませる
なにはともあれまずはないこを医者に連れて行き、生活用品を揃えなくては始まらない
衣類と食器…あと寝具も必要やな
最低限、数日は困らないよう食材も買いだめしたほうがいいだろう
あとは…
ラグ…
買い出しリストを作っていた俺をないこが覗き込んで首を傾げる
俺とないこはパートナーではない、ただないこが落ち着くまでうちに置くならば発散させなければならない
もちろんそれはないこを医者に連れて行って状態を確認し、ないこから了承をもらってからだが
だがもしPlayをするならあったほうがないこの負担は減るだろう…
いや、そもそもPlay自体いやがるかもしれない。何があったのかは聞けないがトラウマを抱えていてもおかしくはない
ないこ今から医者に行こうな、い、しゃ
ないこがわかりやすいようにゆっくり言ってみたがないこはわからないようだった
まぁ、1回行ってみよな
ないこを医者にみせた結果、subdropの後遺症による認識力の低下、極度のsub性障害だった
認識力の低下に関してはさほど問題はなく、1週間程度でほぼ元の状態に戻るだろうとのこと。言葉が発しにくいのもそこからくるもので特別心配する必要はないらしい
重大なのはsub性障害だ
sub性障害はその名の通りsub性に障害が起こること。ないこの場合はsubとしての欲を認識しづらくなっているらしい。
だから求めないからといって欲がないわけではなく、適度に発散してやらねばsubdropしてしまうというわけだ
ここで問題なのがPlayに関するトラウマ
ないこにdomと何かあったのか聞ける状態ではない、だから無理にPlayをするわけにもいかないがPlayをしないままだとないこは欲を認識できないのでsubdropしてしまう
要は手探りでないこのsubとしてのリミットを探さなければならない
少なくとも夜のことも、朝褒めたことで嬉しそうにしてたことも考えるとないこは褒められたいタイプのsubだ
ならば最初はcommandを使わずに褒めることから入ればsubdropはしにくいはず
タイミングとcommandを間違えなければ悪化することはないだろう
明日から会社だが頼んでりうらに見守ってもらおう。そもそもないこが1人で過ごせるかもわからんのやし
よく頑張ったな、ないこ
そう言って頭を撫でてやると気持ちよさそうに目を細める
今から買い物行くんやけど一緒にいけるか?
うん!
元気に頷くないこの手を引いて俺たちは買い出しに出かけた
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