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晃は中々メンバーが揃わないことに悩んでいた。
「楽器弾ける奴居ねぇかな…。」とぶつくさ言いながら廊下を歩いていた。
「独リゴト言ッテドウシタノ。」中国人留学生の公駿が話しかけてきた。
「お前楽器弾ける?」
「胡弓ナラデキルヨ。」晃は目を輝かせた。
「聴いたことねぇからよ聴かせてくれよ!」
「家二来タラ聴カセテアゲル。」公駿も目を輝かせて晃に言った。
「おう放課後行くわ!」
晃は放課後公駿の家に行った。
「コレガ胡弓ダヨ。」
「すげぇ。」公駿は胡弓をケースからだしベートーヴェンのエリーゼのためにを弾いた美しい音色が部屋中に響き渡る。
「お前上手いな俺とバンドやらないか!」
「バンド?イイネヤロウヨ。」
晃はテンションが上がった。
「よっしゃー!お前が第1号だな。」公駿は優しく微笑んだ。
「彼女ノ七海モ楽器ヒケル。」
「山田も弾けるのか?」公駿は七海がショルダーキーボードを弾いてる動画を見せた。
「へぇこれも初めて見たわ。」
「ショルダーキーボードト言ッテ肩二カケテ弾ク楽器ダヨ。」
晃はスマホで調べた。
「80年代からあるんだな。」
「七海ヲ誘ッテミルヨ。」公駿が七海に電話をかけた晃はドキドキしながら聞いていた。
「やりたい!」と七海の興奮した声が聞こえた瞬間晃は小さくガッツポーズした。家に帰りノリノリでベースを弾いてる1年生の妹恵子の肩を掴み晃は無言のアピールした。「何お兄ちゃん。」
「恵子俺のバンドに入ってくれ!」恵子はクスクス笑いながらOKポーズをした。
「恵子ー!」晃は恵子を強く抱きしめた。翌日恵子はドラムが得意だと言う友達の晴彦を紹介した。
「皆ありがとう…。」晃は嬉し涙を流した。
「デビュー曲どうすのよ。」七海が呆れ笑いをしながら聞いた。
「実は出来てる!ボーカル&ギターの俺が書いてきた!」そう言って自慢げに晃はメンバーに楽譜を見せた。