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東西最凶ヤンキーが私争うので、短歌で黙らせた結果。
第1話〜最凶ヤンキーたちと短歌女子〜
朝。
花咲ことはは、教室の窓際の席で頬杖を着いていた。
「…春、かぁ。」
ポツリと呟く。
友達を作って、放課後に寄り道して、恋愛して。
「平和な学園生活〜♩」
と心の中で歌っていた。
「ねぇ、知ってる?」
「何?」
ふと、教室の後ろから女子達の声が聞こえてきた。
「東高校、ヤバい先輩いるんだって!」
「あ!東せいた先輩?」
「そう!」
ことはは、耳を澄ます。
「東の人じゃ知らない人いないって。めちゃくちゃ怖いらしいよ。」
「へー!」
「私には関係ないか。」
ーーそう思っていたのに。
その日の放課後。
靴を履き変えていると、目の前の靴箱に誰かが手をついた。
ーードン!!!!!!!!!
「おい。」
顔を上げると、黒髪でネックレスやらピアスやらジャラジャラのThe・ヤンキーがいた。
「…誰ですか?」
「東せいた。」
「あぁ…。」
「お前、花咲ことはか?」
「だからなんです?」
「…そうか。」
それだけ言って、東は立ち去っていった。
「なにあの変人。ヤンキーってあんな変人なのかな?」
そう呟いて何事もなかったように家に帰った。
翌朝。
ことはは、いつも道り教室へ向かって行った。
「東せいた…だっけな?」
名前を思い出しながら歩いていると、
教室の前が妙に騒がしい。
「ねぇ、あの人誰?」
「他校の制服だよね?」
「えっ、知らないの?あの人はね…。」
とコソコソ話が聞こえてきた。
ことはも、人だかりの方を向く。
そこにいたのは、金髪でピアスネックレスジャラジャラのThe・ヤンキーがいた。
「…また、The・ヤンキー。」
そして、その男子と目が合った。
男子はことはに近づいてきた。
「花咲ことは?」
「…だから何ですか?ていうか誰です?」
「俺は西けんた。」
「西…..?」
東の次は西かぁ。とことはは呆れた。
「昨日、東の奴が来ただろ?」
「なんで知ってるんですかー?」
けんたは少し笑う。
「昔から東と西は仲わりぃんだよ。」
「東はきのう、何しに来た?」
ことはは少し考える。
「…分からないです。」
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「は?」
「名前だけ聞いて帰っていきました。」
そう答えた時。
「おい、西。」
後ろから声がした。
2人とも振り返る。
そこには、東がいた。
「なんでお前がここにいる?西。」
「こっちのセリフだよ。東。」
2人の間に火花が散る。
ーーすご〜〜く嫌な予感が…。
「表でろや!西!」
「上等だ!東!」
うーわ…。最悪。
「ちょっと待ってください。」
私はため息混じりに呟いた。
「学校でケンカしないで。子供か?」
「…………。」
沈黙。
「やるなら、勝手にしてください。私、今日は帰りますから。」
そういって、スタスタと廊下を歩き出した。
「おい、ことは。」
「なんですか?」
「俺も帰る。」
「俺も。」
………..。
「お前は来んなや!!」
「あぁꐦお前が来んなや!」
…..。始まった。
「お前シバくぞ!」
「やんのかぁぁ???」
「…..うるさい。」
私は地を這うような声で言った。
そして、1句。
「喧嘩なら 他所で勝手に やればいい
私の前で 騒ぐな馬鹿が」
…………………..。
沈黙。
「た…短歌?」
「え…。 」
2人は唖然としている。
「…得意なんです。短歌。」
そう言い残して、私は2人に背を向けた。
さよなら、私の平和な学園生活。
コメント
2件
読んでくれてありがとう!! 羊と亀のお遊戯会です。 感想と短歌とリクエストはコメントしてね! 続きもお楽しみに〜!
読み終えました〜!第1話、めちゃくちゃ面白かったです! 「平和な学園生活〜♩」って浮かれてたことはちゃんが、いきなり東西ヤンキーに挟まれて呆れて短歌で黙らせる流れ、痛快でした😂 特に「私の前で騒ぐな馬鹿が」の1句、ぴしゃりと決まって最高にかっこよかったです! これからあの2人がどう絡んでくるのか、気になって仕方ないです。続きがすごく楽しみです!