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私には父親がいない。
最初は、周りが変で、私が普通だと思っていた。
だけど、これは、私の家が異常なだけだった。
「ねぇ、なんで、家にはお父さんがいないの?」
そう聞くと、母親達は優しく
「運命だったの。私達が出会ったのは。」
何を言っているのかよく分からない。まず、話が成り立っていない。
ねぇ、なんで、私の家は、普通じゃないの…?
ねぇ、どうして?
パチッと目が覚める。
はぁ、またこの夢…何回目だろう。
「お母さん、おはよう。」
「おはよう。優(ゆう)」
「あら、汗かいているわね、早く着替えちゃいなさい?洗濯してくるわね。」
「ありがとう。」
私の親は、どっちも”女”
私は、咲月(さつき)母さんとは血が繋がっている。
咲月母さんと、知らない男の人との子供だ。
そして、もう1人が明日香(あすか)母さん。
この人は、咲月母さんと結婚…というか、同棲って言うべきか、
でも、ずっと支えてきてくれたのは間違いない。
「朝ごはん要らない。もう行くから。」
そう言い残し、家を出た。