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おまもり

7 - 第7話

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2025年08月04日

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秋休みも終わり、あっという間に学習発表会の日になりました!正直とっても緊張してます!

体がビクビク震えていると、ぽかんとした目のナグが寄ってきた。

「そうだ、おばあちゃん達は発表会見に行くの?」「おばあちゃんとおじいちゃんは行くよ。ナグは、お兄ちゃんとお留守番ね。」

おばあちゃんはそう言って、ナグの頭をなでる。ナグはちょっとしょんぼりした様子だけど、学習発表会はお昼には終わって帰って来るし、にいに一応いるからナグのことは大丈夫でしょ。

そう思ってホッと息をつくと、母さんが来た。

「明希、もうそろそろ出発するわよ。」「はーい。」

今着てる服も、母さんが学習発表会用に買ったワンピースなんだけど、なんか派手。全体は落ち着いた黒色なんだけど、スカートのところになんかよく分かんない模様があって、ボリュームもあるし、なんかみんなに驚かれそう。

「明希ちゃんの衣装すごいね〜!新しく買ったの?」早速天音に言われた。

「そうだよ、母さんが買ったんだよー私スカートじゃなくてもよかったんだけどさ〜!!」「でもかわいいじゃん!私なんかズボンだよ?まスカートとどっちでもいいけどさー!」

叶実の発言に苦笑いしていると、先生が教室に入ってきた。

「みんなおはよう!今日は学習発表会です。6年生の立派な姿を見せる場面なので、しっかり気合を入れてくださいね!」「はい!」

クラスメイトの返事に混じって、私も威勢良く返事をした。

6年生の出し物は最後だけど、学習発表会を進行する司会者や、受付をしたりする6年生は先に体育館へ向かった。残った6年生の生徒は、教室で自分たちの出番まで待機する。


あっという間に6年生の出し物の出番になった。

静かにステージ裏へ向かったら、カーテンの隙間から5年生の子達がが楽器のセットをしているのが見えた。

うわっ、もうすぐ始まるんだ……!!

「やっぱり緊張するね。」

隣りにいる叶実がこそっと言った。

「まじでそれ。ビクビクする!母さん達前の方の席にいたら笑うかも。」「ほんとだよ。絶対前の席いたらやだよ……」

2人で苦笑いする。

それからちょっと待つと、開始のブザーが鳴った。それから6年生の出し物のことを5年生の司会役の子が話していく。

司会の話が終わると、私達は静かにそろそろとステージに入場していく。

家族のみんなが少し後ろの席にいるのに内心ホッとしてから、パートの鉄琴の位置についた。すぐ隣が叶実だから、まじで安心。

ちなみに、天音は立候補したキーボードのオーディションに見事受かって、三奈美ちゃんと一緒にキーボードをする事になった。まぁ天音がオーディションで勝つことは内心予想はしてたけどね。


演奏が終わって、大勢の拍手に包まると、私達は退場した。

母さんがスマホをかかげて撮影したのが見えた。

ナグにも見せるつもりなのかな?

見せたところで、なんも反応しなさそうだけどね。

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