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ある休みの日の午後。
ピンポーンとインターホンがなった。
あっ、きたきた!
ドアを開けると、天音と叶実がいた。
「2人ともいらっしゃい!さーさー、なか入って。」
今日は私の家で3人お泊まり!をすることになったの!
なので超入念に、ちょー入念に、掃除をしたんだけど………。
ガシャ
なにかの音が聞こえた。
「ナ、ナグ!」
リビングに戻ると、おぼんによそっていたナグのご飯がこぼれていた。
「掃除したのに……あぁナグ大丈夫?」
ナグがなぜかうるうるの目になっていたので、すかさず頭をなでた。
母さんがご飯をこぼしたところを掃除してもらっているのを尻目に、3人で私の部屋に入った。「…………」
私はおどろいた。
今日の朝ギリギリまで綺麗にしていたはずの部屋が散らかっていた事に。
「ちょっとにいに!なんかした!?」「何が?」「部屋が散らかってるんだけど!めっちゃ綺麗に片付けたはずなんだけど!」「知らないけど、ちょっと前ナグが明希の部屋に入ってくとこ見たぞ。ナグが散らかしちゃったんじゃないの?」
はぁ〜。
またナグか……………
私はため息をつきながら、少し散らかった部屋を片付けた。
夜になって私の部屋で3人でご飯を食べ終えると、2人の布団を母さんと一緒に持っていってると、部屋にナグが入っていた。
天音はナグの頭をなでて、叶実もほっこりとした顔をしている。
「ナグ!ここにいたのね。さ、もう寝る時間だからお部屋戻りましょう。」
おばあちゃんが部屋に入ってきた。
「おばあちゃんおやすみ!あ、ナグもおやすみ!」「「おやすみなさーい。」」
ナグはちょっとさみしそうな顔をしながら、おばあちゃんとおじいちゃんのお部屋に連れ戻されていった。
それから、私と天音と叶実はリビングでみんなで持ち寄ったお菓子やジュースを食べたり飲んだりしながら、ゲームやらなにやらを色々やっていた。
なるべく大きな声が出ないように配慮しようとするが、私はみんなに「悪魔」と呼ばれる高く長い笑い声を出してしまう。
「次何やる?」「どうする?ス〇カゲームやる?」「いいね!」
そのせいか、3人で話しているところに、ナグがとことことやってきた。
とっても羨ましそうな目で見てきた感じがした。
3人でゲーム機を置いて、ナグに駆け寄った。
結局夜3時頃まで、ナグと遊んだり、ゲーム機で遊んだりした。
急激に眠くなったので、ナグをおばあちゃんとおじいちゃんの部屋になんとか連れ戻し寝室に戻った。
朝起きたのは7時頃だった。その時にはもう叶実は起きていてスマホを触っていた。天音はまだ寝てたけど。
眠気が取れていない中、私は一階に降りてキッチンで朝ごはんの支度をしている母さんに挨拶した。
「あ、明希おはよう。ちょっといいかしら?」「?」
なんだろう。