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アパートの玄関を開けた瞬間、**「は?なんでいんの?」**って声が飛んできた。
リビングの奥、足を投げ出してソファに寝転んでたのは
—目元にガッツリアイライン入った、地雷系女子だった。
「……誰?」
「いや、こっちのセリフだし」
俺は手に持ってたカバンを床に置いた。
管理会社の手違いってやつか?最悪だ。
「契約書あるけど?」
「うちもあるけど?」
彼女はふてぶてしく立ち上がって、テーブルの上から書類を取り出す。
そこには、確かにこの部屋の住所、そして**『柊るか』**の名前。
俺の書類にも、まったく同じものが記載されていた。
「ふざけんな……」
「うちがふざけてるとでも?じゃ、さっさと出てって」
口調は鋭い。でも、その指先は微かに震えてた。
(……この子、ずっとひとりでここに住んでたのか?)
——そして始まった、
「地雷系女子と俺」の最悪な同居生活。