どーも皆様初めまして
はまちと申します
これからちょこちょことtykg中心の2j3jBLを書いていきます。
気が向いた時に見てくれると嬉しいです。
このお話は二次創作です。ご本人様に迷惑のかかる行為はおやめ下さい。
また、コメント欄では伏字の徹底にご協力ください。
CP
攻⚔️(knmc ty) × 受🏢(kgm hyt)
⚔️「」
🏢『』
微R要素が含まれます。nmmn、BL要素が苦手な方はご注意ください。
これから物語が始まります。この先、伏字ありません。
「お疲れ様でー、す?」
楽屋のドアを開けると目の前に意外な光景が広がっていた。
社長こと加賀美ハヤトがノーパソを広げたまま机に頬杖を着いて寝ていたのだ。
「む……っ、無防備すぎだろ……っ」
1度飲み込んだその言葉を周りに誰も人がいないことを確認してから吐き出した。
今の発言を聞いたら分かると思うが、加賀美ハヤトは僕が想いを寄せる人だ。
理性を落ち着かせながら、社長の隣の席に座る。
そして普段じっくり見れない分彼の整った顔をまじまじと見つめる。
透き通るような肌、琥珀色の目を閉ざした重い瞼、瞼の上に乗せられたメイク、長いまつ毛。
ミルクブラウン色のしっかりとセットされた髪に
よく耳をすませば聞こえる『すぅ…すぅ』という寝息。
一方で、ノートパソコンに表示された画面は文字が所狭しと
並んでいるおそらく会社会議用の資料。
キーボードの上に添えられたまま静止している彼の大きな手。
あぁ、もう全てが可愛い、俺のものにしたい。
キスしたい。柄でもなくそう思った。
先程よりも厳重に周りを確認し、再び彼の方を見る。
耳を澄ます。寝息は特に乱れている様子はない。
少なくとも僕が社長の唇を嗜んでいる内は起きないだろう。
あーやば……もう抑えられない。こんな可愛い社長、キスしたくないと思わない方がおかしい。
それに、社長のせいで撮影前からこんなに乱されているんだ。ちょっとくらい仕返ししないと気が済まない。
顔だけでなく身体ごと社長の方を向き、社長の顔に少し触れて僕の方に向かせる。
ぎし、と音を立てて椅子を立ち、社長を見下ろす。こんな光景はなかなか無くて、ぞくぞくと体が震えるのが分かる。
社長の頬に手を添え、顔を近付ける。
鼻と鼻が触れそうな距離。きっともう二度とこんな距離まで近付けないだろう。
きっとこの人なら腐るほど女が寄ってくるだろうし、その内そこら辺の女と結婚するんだろう。
けど、唇くらいなら、僕だって、同姓の僕だって、触れたっていいだろ。
ファーストキスかは分からないが、せめてこの一瞬だけ、あなたの恋人でいさせて。
鼻が触れないように顔の位置を動かし、ゆっくりと顔を近付ける。
その動作の間に頬に触れていた手は顎に移動し、僕が口付けをし易い様に上に動かす。
まぁ世間一般的に言えば「顎クイ」、とか言う奴だ。
目を閉じ、もう少しだけ距離を縮めると、すぐに唇に柔らかいものが触れる。
ついに、憧れの人の、想い人の唇を奪えた。なんて甘く、そして苦い味なのだろう。
もうきっと、社長の唇なんて触れられない。唇では勿論、きっと指でさえも。
舌も入れずただ社長の唇に自分の唇を押し付ける。ずっと。1度離すこともなく。
我に返り、心の中で「寝込み襲うだなんて、媚の塊だろ。行くとこまで行ったな僕も。」
などと自虐をしながらゆっくりと、名残惜しく唇を離す。目を開けるとそこには。
先程は見えなかった琥珀色の目を大きく見開き、
顔をほんのり火照らせた大好きな社長の姿があった。
ほんのりと意識が戻ってくる。どうやら私は事務所での作業中に寝てしまっていた様だ。
少しだけ瞬きをして、意識をはっきりとさせる。
顎と唇に何か暖かいものが触れている。
何だ?視界は1面の紫。手足は寝起きで上手く動かせない。
少 しずつ意識がはっきりしてくる。
視界に映る1面の紫だと思ったものは誰かの人の髪。
おそらく顎に添えられているのは手で、唇に押し付けられているのは同じく人間の唇。
つまり、私は誰かと……せっっっ……せ、接吻……を、していることになる……。
相手は、
ろふまお収録の前でこの控え室にいたのでおそらくろふまおメンバーかスタッフ。
スタッフの顔は全員覚えているが、紫髪の人なんていない。
したがって、メンバーの紫髪……。
私の予想の答え合わせをするように、唇の感触がなくなり、
相手の顔が離れていく。相手は目を開けると同時に大きく見開き、冷や汗を流す。
「し、社長……。お、きてたんですか……」
こちらを伺うような表情でゆっくりという彼、剣持刀也。
何をしているのかと聞く前に口を開かれた。
「……社長。嫌、でした?」
『……え、?』
「僕からのキス、嫌でしたか?」
『待っ、ちょ待っ!』
「YESかNOで答えてください。NOと言われたら素直に諦めます。」
「え、え、と……」
何時にでもなく例がないほど真剣な眼差しでこちらを見つめる彼。
『い、いやでは、なかったです……。』
どうしてまたそんな曖昧な返事をするんだよ。
お人好しの貴方らしい回答だが、ここはバッサリ切り捨ててくれよ。
僕は社長の顎に手を添え、顔をずい、と近付ける。
社長は『ぅええっ、?!』と彼らしくもない情けない声を漏らす。
「社長。僕はもう一度、いや、何度も社長の唇を奪いたいです。」
「ですが、社長が起きてしまった今、無理やりするのはさすがの僕でも気が引けます。」
「僕とキスをするのが嫌ならここで思いっきり突き飛ばしてください。」
「今ここで突き飛ばさなかったら……僕は僕を抑えられる自身はありません。」
社長はその言葉を聞いて、眉をあげぐっと手に力を込めて僕の胸板に手を添えた。
あぁ、突き飛ばされるんだな。ま、淡い期待を抱くだけマシか。と思って目を閉じたら。
いつになっても社長の手に込められた力が放たれることはなく、ずっと固まっていた。
何をしているんだ?と目を開けると。
先程の表情とは打って変わり、八の字に眉を歪ませて目に涙を溜め顔を真っ赤に染めて
視線を泳がせている社長の姿があった。
顔を近付け彼の唇に触れる。
今度はさっきと変わり、短いキスを何度も繰り返す。
顔の角度を変えてみたり、耳を触ってみたり、離し際に唇を舐めてみたり。
その度に社長は甘い声を漏らす。
『ん…っ、は、ぁっ、』
『んむっ、ひぅっ……』
『……っぷっ、ひゃ、っ、!』
僕は少し意地悪をする。
「……舌。出して。」
『……っへ、……』
「もっと深いキスがしたいです。もっと気持ちよくなれますけど。どうです?」
『………ん、////』
顔をさらに熱くさせながら、ちろ、と短く舌を出す社長。
その舌を絡ませながら、再び唇を重ね口内を掻き乱す。
『んっ、あ、ふっ……////』
彼の吐息が僕にかかる。なんて幸せな距離感なのだろう。
『……ん…と、とうやさん……///』
「……はやとさん。じょうずに舌出せたね。いい子です。」
口を離すと僕たちは透明な糸で繋がれ、甘く囁くように僕の名前を呼んでくれる社長。
もう一度しようと顔を近付けると……
廊下から騒がしい声が聞こえてきた。
(あにき!珍しいっすねいっつも僕の前に来てるのに!)
(おぉ甲斐田!いやーそれが昨日来た姫が金持ちな上に酒豪でなぁ)
(ちょっと!撮影中に倒れないでくださいよ?!)
距離は近くはないようだが、こちらに向かってきている。
聞き覚えのある声に僕らは頭に上っていた熱が冷め正気を取り戻し、軽く苦笑する。
『ほら、座ってください。』
社長隣の椅子をぽんぽんと叩く
「……はい、w」
その後アニコブが来て打ち合わせをしていたが、 僕らはバレない程度に机の下で指を絡ませていた。
その時に社長の耳が真っ赤だったのに気付いたのは、きっと僕だけだろう。
コメント
3件
最高!!
すき!!!!!!!