「 んん … ( 欠伸 」
翌朝 .
眩しい朝日で目が覚める .
…… ん ?? 眩しい朝日 ???
「 はっっ ?! 今 何時だ ?! 」
時計を確認し , 遅刻だマズい !! と慌てて支度を始めようとしたドイツだが …
「 嗚呼 , 今日は休みか … 」
最忙期をすぎて , ようやくの休みであった事を思いだし , 彼は安堵した .
そして彼は ゆっくりと部屋着に着替え , リビングへと向かった .
「 Guten Morgen , ドイチュ !! 」
リビングに広がる パンの香りと , 眩しい笑顔のイタリアが彼を出迎えた .
「 Buongiorno , イタリー 」
ドイツ語で挨拶してくれた彼に習い , ドイツもイタリア語で返す .
「 まだ9時なんね !! もっと寝てても良かったんね … !! 」
「 久しぶりによく眠れたし , 自然に目も覚めたから問題ない 」
「 心配ありがとう イタリー 」
せっかくの休日だから もっと寝ていても良かったのにと言うイタリアに , 大丈夫だ問題ないと返すドイツ .
ならいいけど … とイタリアは心配そうにつぶやいた .
「 さっ , クロワッサンも焼けたんね !! 」
「 もうすぐ朝ごはんできるから , 一緒に食べようなんね !! 」
朝ご飯を食べてからは , 二人でだらだらと休日を謳歌していた .
普段は2人で外に遊びに行ったりとイタリア流の休日を過ごしているが , 今日はドイツに合わせているらしい .
「 … あ !!! 」
ふと イタリアが声を上げた .
「 そういえば 朝 , ドイチュの為にバウムクーヘン作ったんよ !! 」
「 一緒に食べるんね !! 」
もぐもぐ , 2人でバウムクーヘンを頬張る .
そういえば , とドイツが口を開いた .
「 イタリー , バウムクーヘンのスイーツ言葉を知っているか , ?? 」
「 いや … いきなりどうしたんね , ドイチュ ?? 」
いきなりの質問し , イタリアはきょとんと首を傾げた .
「 嫌 , 知らないなら良いんだ , 何でもない . 」
ふふ , と柔らかな笑みを浮かべるドイツに
え~ほんとに何なんね ?! と声を上げるイタリア .
「 Danke für die schönen Zeiten . 」
ドイツは微笑みながら , そうつぶやいた .
ご精読ありがとうございました … !! 翠です !!
はじめに , 皆さんに謝らなくてはいけないことがございまして .
本作品ではそれぞれを ドイチュ , イタリー , と呼ばせているのですが … 正式に言うと ゲルマニア , イタリアン , なんです !!!
でも何故か , 私にはこちらの呼び方が定着しているんですよね … 伊裙のドイチュ呼びが最高に可愛いんです . 🤭🤭
さて , 皆さんは “ スイーツ言葉 ” をご存じだったでしょうか .
私も最近 興味を持って調べてみたことが , この作品の始まりとなりました .
ティラミスが “ 私を元気づけて ” という意味であることはまぁまぁ有名ですが , バウムクーヘンはどうでしょう … ??
バウムクーヘンのスイーツ言葉 , それは ” 幸せを重ねる “ ” 幸せが続きますように “ なんです !!
とっても良い言葉ですよね … !!
ちなみに最後の独裙の言葉を翻訳すると , ” 幸せな時間をありがとう ” となります .
お互いが お互いの国の有名なお菓子を作る , このシチュをどうしても書きたくて !!! 💕💕
言葉足らずながら , 書いてみました … !! 楽しんでいただけていたら嬉しいです ♪
また 「 このシチュの物語 書きたい … !! 」というものを見つけ次第 , 更新するかもしれません .
ぜひその時も見ていただけると飛んで喜びます , 笑
では 👋👋
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!