テラーノベル
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tn side
utが泣いた。
その流れた涙には、悲しい、という気持ちではなく、喜びみたいなのが見えた。俺から見たらやけど(?)
あいつには見えて、俺には見えない楽しいもの。
なんで、見えへんのやろ。俺だけ
そんな気持ちを少し抱えながら、あいつと一緒に出口を探す作業を再開する。
───その最中に俺も思い出すだろうと、ほんの少しの願いを抱えながら
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ut side
なんで僕だけ思い出したのだろう、とふと思った疑問を抱えながら出口を探す。
だが、一向に見つからないまま時間が過ぎていく。
そういや太陽の様子はどうだろうか、と窓の外を見てみる。
ut「 ……は、ッはぁ…? 」
ut「 なんや、ねん……あれ… 」
太陽が浮かぶはずの空には、月が昇っていた。見たことある月に薄く赤色が混ざっているが。
空の色は桃色や薄紫色、水色など幻想的な色が上手く混ざらず、グラデーションと化している。まるでお菓子の国のような。僕にはそう見えてしまっただけだけどもね!!!!!
雲の色は、一瞬白色に見えたが、よくよく見ると黄緑色や黄色が薄く混ざっていた。
今、僕の目に映っている景色は、現実ではありえない現象なのだ。
まるで、”ここが現実世界じゃない”と言うような。
生きていて一度も見たことのない光景に、目を奪われてしまう。
不思議と人間の本能が、彼処に生きたいと思ってしまう。だが俺の理性が危険を察したお陰で我に返った。
tn「 なぁdi先生、これ見つけ……は……ッ? 」
ut「 ぁ……ありが…とう? 」
tn「 ……なんなんあれ… 」
ut「 いや…僕にもさっぱり… 」
ut「 てか、今はtnちが見つけたやつ見るで!! 」
tn「 ぇあ、せ、せやな! 」
彼は慌てた様子で見つけたものを取り出す。
tnが見つけたもの、それはとある書らしきものだった。それも古びているもの。
ut「 これはー……?? 」
ふと気になり、その書を開いてみることにした。
書には何か書かれており、既に使用済みだったようだ。良かった何も無いなんてことじゃなくて(?)
ページを捲る。捲る。捲る。めくる。めくる。
ページに書かれている内容を見るに、その書は誰かの日記帳だった。
しかも、その日記帳にある字は何処かで見たことがある。
なんとなく読んでいく。
内容を簡単に説明すると、この日記帳の持ち主は幹部だった。もしかしたら……
ページを次々に捲る。
tn「 …なぁut、なんて書いてあったん? 」
ut「 …お前は知らんほうがええかもしれん。 」
tn「 は?なんやそれ 」
ut「 別に〜?まじでくだらん話ばっかやったわw 」
tn「 んー……ほんまか? 」
ut「 ほんまほんま 」
tn「 ならええけど…… 」
ut「 ……ほんま、 」ボソッ
こんなん思い出させたいと思わないわ
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xxxx年x月x日
我々軍、壊滅。
死者———名
行方不明者———–名
意識不明————名
怪我人————-名
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