ぐちゃ、ぐちゃ、 何かが潰れたような音がする。
きっとこれは夢。悪い夢なんだから。
そう思い込ませるように半強制的に眠りにつこうとする。
冷たい布団の中、出来るだけ身体を丸める。
私は自分のしたことが還ってくることが怖いんだ。
私はそっと目を閉じた。
まるで風前の灯のような、
ぐらつく関係の私達。
いつかあの日みたいに笑い会える日は来るのかな。
そう考えながら暗闇を歩く。ところどころ離れた街灯の明かりの下、スマホを開く。
と、電話が掛かってきた。
まるでタイミングを見計らってたように。
「非通知着信?なんで…。」
怪しみながらも取り敢えず電話を取った。
「もしもし_「ズットミテルヨ」
ツー…ツー…ツー…
「はぁ…さっきの電話、いったいなんだったの…? 」
「ゔっ…」後ろから誰かに包丁を突き刺されたみたい。
「いつかあの日みたいに笑い会える日は来るのかな。」
さっきの言葉が、脳内をループする。
あぁ、そんな日は一生来ないみたいだ。
コメント
2件
続き楽しみ!!
わぁぁぁ!!やっぱすごいよぉ!!