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…
「ッ…」
その瞬間目覚めた。
状況をよく把握できず、目覚めたと同時に立ち上がった。
「ッ…あぶねえ…」
立ちくらみのせいでフラついたが、フラついている時間すら勿体ないと感じた。
俺はその瞬間理解した。
全て夢だったんだ。
本当の俺は…高校生なんかじゃない。
ただのニートで、青春コンプレックスを抱えて…何もできずに…。
そうだ。そっか。そういう事か。
全て俺が学生時代に想像したことだった。
ミオをレイプした事…ユウが逮捕された事…ナナ…アリウム…。
厨二病だった俺が想像した事。
漫画やアニメに感化された俺が想像した事。
ミオは学生時代に俺をキモがって冤罪をかけた嫌な女。
ユウは俺をいじめてきたクソ男だ。
ナナは俺がずっと想像してた妄想の彼女だった。
アリウムは漫画、アニメに感化されてできた妄想の人物だ。
「ふ…こんな事あるんだな…。」
「 クソッ…何だよ…これ…。」
【結局夢だったね。また、だね。】
《人生を初期化しマスか?》
「…初期化できるなら…今…今すぐ…ッ」
《そっか…ザンネンだね。》
「…チッ。このゲームどうやってクリアすんだ…」
ずっとクリアできないこのゲーム。
何度やっても似たような結末。
いわゆる”クソゲー”だな。
「クソゲー…」
「しかし…このゲーム何なんだ…。」
「やけに俺に似てんだよな…」
「ふっ…そんなわけあるかーいw」
「…寂しいな。」
「お母さー…ん。もういないんだっけ…」
「ははっw…なんで俺ばっかりこんな目に…。」
「…疲れた。」
そのまま俺は眠りについた。