この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
息を切らして階段を駆け下り、警備員がいるだろう出口を避けて外へ出た。
(この辺に知り合いはいないはず)
小宮は悪い奴じゃない。
こんな状況に放り込まれて、尚も友情を重んじろと言う方が難しいのだろう。
命と友情を天秤にかけて友情を取れるだろう人物を、僕は一人しか知らない。
きっとあいつは馬鹿正直に誰かを助けようとする。
僕は思わず苦笑を漏らした。
暫(しばら)く道沿いに歩くと、大学名を冠した総合病院の入り口に行き当たる。
入り口脇の駐輪場を覗(のぞ)けば、職員用のだろう自転車が並んでいるのを確認できた。幸運な事に施錠されていない。
おそらく、緊急時に飛び乗れるように配慮されているのだろう。ただの鍵のかけ忘れかもしれないが。
いずれにしても、僕に*********************
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