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るぅ💛さんの家に泊まって朝起きると、何故か私はベッドではなくソファー、るぅ💛さんはベッドに居た。
るぅ💛さんに聞くと、
「えっと………。昨日寝ぼけてソファーに来たので、そのままにして、僕はベッドで寝たんです。」
と言われた。……なんか少し申し訳無さそうに言ってたのは気のせいだろうか。だとしたら私の方が申し訳無い、というかとっても恥ずかしい。
成人してるのに、なに寝ぼけて歩き回っているんだ私は。そんなの子供のときも数回しかないのに、なんで今日に限ってなんだよ!
こんな私を許してくれるるぅ💛さん、本当に優しすぎる。
そんなこんなでやっと解散して、私は家に帰ってきた。
誰かの家に泊まるなんて、親戚以外になかったから緊張したけど、意外となんとかなった。
それから一ヶ月の間。
私達は一回も会わなかった。
仕事も終わった。会う口実も特にない。
一回くらいはるぅ💛さんの方から連絡が来ると思ったが、そんなことも無かった。
まあ、いずれ、遊園地には行くんだが。
私のことを諦めたのだろうか。
なら、それでいいのだ。
“これ”があるべき形なんだ。
元通りに戻っただけなんだ。
なのに……
「あれ………。私…なんで……
連絡を期待してたの…………?」
そんな、私の独り言に覆いかぶさるように、
スマホから通知音が鳴った。
『お久しぶりです。明々後日の遊園地についてな……』
勝手についたロック画面には、るぅ💛さんからのメッセージがあった。
それを見た私は、
どんな顔をしてたんだろう。