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しにがみさんから遊びに行ってもいいですか?と連絡が来て、珍しいなと思いつついいですよと返事をした。
「ぺいんととかと来んのかな」
疑問符を浮かべながらもしにがみさんを待つことにした。
しばらくして来訪を告げる音がしてモニターを見れば、しにがみさんが手を振っていた。
「開けたんでどうぞー」
『ありがとうございまーす』
「…?」
なんか声がダブって聞こえたような気もしたけど、まぁいいかとモニターを切った。
数分もしないうちに自分の部屋のインターホンが鳴る。
「はーい」
ドアを開けると上機嫌そうなしにがみさんともう1人、女の子…が立っていた。
「⁇どなた?」
しにがみさんの新しい彼女さん?
にしては背格好似過ぎな気もする。
というか、見たことあると言うか既視感というか。
「とりあえず中に入れてください」
「……」
「えぇ…」
確かに外はまだ少し肌寒い。
そんなところにお客さんを立たせるわけにはいかないと思ってしにがみさんらを招き入れた。
「遊びに行ってもって、この人を紹介する為だったんですか?」
「んー。遠からず近からずですかね」
「トラゾーさん」
「ん?」
「僕ですよ」
「え?」
可愛らしい女の子からしにがみさんの地声がした。
「へ⁇」
カツラ?ウィッグ?をとったその子は紛うことなきしにがみさんだった。
「え、は?ど、ういうこと?」
「「僕にもさっぱり。朝起きたらこんなんになってて」」
いつものしにがみさんと女装してるしにがみさんが両脇に立って俺を見上げた。
一体どういう原理だ。
人間が分裂するなんてことあり得ない。
かといってしにがみさんが双子だったなんて事実は全くない。
彼にいるのはお姉さんだ。
「……とりあえず何か飲みますか?」
俺が混乱したところで、目の前の2人が戻るわけもない。
ならばひとまず落ち着くことが先決だ。
「あ、それならコーヒー買ってきたんでそれ飲みましょう。お邪魔させてもらってるお礼です」
しにがみさんの手には某お店の紙袋が握られている。
「…ありがとうございます」
「「僕の方こそ」」
ソファーに座ると俺を挟むようにしてしにがみさんたちが座った。
「(うーん…なんか、女装したしにがみさん久々に見たせいかなんか変な感じだな)」
頂いたコーヒーを一口飲む。
両隣のしにがみさんたちも何かを飲んでいる。
こんなあり得ない事象が起こっているのにしにがみさんは楽しそうにしてるし、女装しにがみさんも同じく笑っている。
「頭バグりそうだ」
「「バグがみさんまたしにかよーって?」」
「あはは…」
笑ってる場合じゃないんだけどな。
「なってしまったものはどうしようもないですし」
「楽しんだもの勝ちでしょ?」
「すごいポジティブ…」
まぁキレ散らかされるよりかはマシなのか。
こういう時ってしにがみさんはぺいんとに1番に頼りそうなのに。
それかクロノアさん。
俺には事後報告だと思ってたんだけど。
コーヒーを無言で飲みながらいつものしにがみさんを見下ろす。
「(あんまりこういうことで頼られると思ってなかったから、なんか気まずいな)」
「「トラゾーさん」」
「はい?」
「僕可愛いですか?」
ウィッグを外してる女装しにがみさんが首を傾げた。
「しにがみさんはしにがみさんですし、…まぁでも可愛いとは思いますよ」
ちゃんとメイクまでしてる手の込みように素直に答える。
「僕が可愛いのは当たり前ですよ」
「クロノアさんに可愛い担当とられたままですけど?」
「「うわ、それ言います?」」
じとりと俺を見る紫の目に肩を竦めてコーヒーを飲み切った。
「いやそれぞれ可愛いしかっこいいしいいとこいっぱいだからあんまり気にしなくていいと思いますよ」
「天然人タラシ」
「これだからトラちゃんは」
「はぁ…?」
人を誑し込むほどの魅力は生憎持ち合わせてはいないはずだ。
ぐっと距離を詰めてきたしにがみさんたちに首を傾げる。
「それで?なんで俺のところにわざわざ…こういう時ってぺいんとのとこに行くと思ってたんですけど」
「いやぁ、」
「そりゃあ、」
「「もちろん」」
「ぇ」
がしりと左右の肩を掴まれ、押さえ込まれる。
「しにがみさん…?」
「「普段できないことをトラゾーさんにする為です♡」」
これはやばいと思ったのに体が思うように動かない。
「⁇、…は、ぇ…?、なん、れだ…?」
舌もいつも以上に回らない。
「「僕たちじゃトラゾーさんには2人がかりでも敵いませんからね?ちょっと、おクスリに頼らせてもらいました」」
頭がクラクラする。
それなのに体の芯は熱を持ったような変な感じがしてならない。
「「大丈夫♡安全性バッチリのモノなんで♡」」
「そんら、もの…のまへ、て…おれ、に、なにを…するひ、なん、れすか…?」
「うわぁ、舌回らなさすぎてるトラゾーさんも可愛いですよ♡」
「不安そうな顔も可愛い♡クロノアさんに可愛い担当譲ってもらいましょうねぇトラゾーさん♡」
頭がクラクラからふわふわに変わって、よくないことになってきてる。
思考がソッチにいこうとしてる。
「「僕たちと、気持ちいいこといっぱいしましょうか♡」」
「ぁ…、」
しにがみさんたちを押し返そうとした力の入らない震える手を取られて、そのままソファーに倒された。
「女の子の格好の僕に犯されてるトラゾーさんも可愛いですね♡」
「ひ、ゃ、ぅぁあっ♡♡」
首を振ったり腕で押し返そうとどうにか逃げようとしても、力の入らない今の俺はされるがままになっていた。
「やッ…ら、っ♡」
「やら♡だって、かわい〜♡」
「ふぁあッ♡♡」
女装したしにがみさんはわざわざウィッグを被り直し、女の子の姿になって俺に覆い被さっていた。
「ひぅっ、♡、ら、ぇ、やぇへく、ださ…ッ♡」
「顔隠さないでくださいよ♡」
「ぁ゛♡」
みっともない顔を腕で隠そうとしたら背後にいたしにがみさんに腕を掴まれて下ろされてしまった。
「やら、ゃだ、ぁ…♡!」
「わ、締まった♡恥ずかしいの嬉しいんだ♡」
「ぅ、ンンッ♡♡!」
「僕はトラゾーさんのおっぱい可愛がってあげますね♡」
きゅっと胸の先を摘まれてびくりと肩が跳ねる。
ただでさえ身体中敏感になってるところで、そんな場所を触られたら出したくもない声が上がってしまう。
「んぁ、ぁあッッ♡」
「「ふふっ♡トラゾーさんの方が女の子みたい♡」」
情けなさと気持ちよさに頭がぐちゃぐちゃだった。
前で俺のことを揺さぶる女装しにがみさんの紫色の目は欲が滲んで濃く見える。
ただ、それを俺がさせていると思うと仄かな優越感に浸っていた。
「ぁ、ッ♡、ひぅ、し、に、がみさ、んっ♡」
「なんですか?」
「どうかしましたか?」
「きも、ち、♡」
しにがみさんにこうやって触ってもらうことは嬉しい。
飲まされた薬のせいなのかもしれない。
だからなのか普段、年上という体裁で言えなかった言葉がするすると口から出ていく。
「ね、♡しに、が、みさん、は♡⁇きもちぃ、♡?」
女装してるしにがみさんに重さをかけない程度に乗っかって、いつもなら言われても絶対にしない抜き挿しを自分からする。
可愛らしいスカートの中で、可愛らしさとは程遠いやらしい音がリビングに響いていた。
「〜〜ッ!この変態さんが♡」
「ひゃぁッ♡んン!、も、っと奥、に、くらさい…♡」
「嫌がってたのに、えっちなこと大好きなトラゾーさんはやっぱ淫乱なんですね♡」
「ん、くっ♡!」
しにがみさんが左右で違う触り方をしてきて登り詰めていた感覚が爆発したようにスカートの内部でイく。
その締め付けで女装しにがみさんも俺のナカにたくさん射精した。
「ッ〜ク、んぅぅッ♡♡!!」
ぎゅっとしがみついてナカに注がれる白濁を溢さまいと後ろも締める。
「っ、あ♡、ヤッバ♡♡トラゾーさんの締め付けヤバすぎ…ッ♡」
ずるりとナカから抜かれた女装しにがみさんのモノ。
きっとまだ硬さを保っていると思って四つん這いになり、俺の射精したモノでドロドロになったスカートを捲り上げた。
「っ⁇トラゾーさん…⁇」
困惑した女装しにがみさんはホントに女の子みたいだった。
可愛くてかっこいいのはずるい。
「♡♡」
まだ勃つソレを口に含んでナカに残ってる白濁を吸う。
「ひ、ッ♡と、トラゾーさッ、ん♡⁈」
「あはっ♡しにが、みさんも、女の子みたい♡」
ちゅ、ぢゅっ、と音を立てて吸った。
びくびくと脈打つしにがみさんの。
「ッ〜〜っ♡♡⁈」
垂れるソレに舌を這わせて舐めとる。
「もった、ぃない♡」
舌先をぐりぐりと先端に突き立てるようにして刺激する。
捲り上げていたスカートが頭にかかって視界が暗くなっても、吸ったり舐めたりするのをやめなかった。
「今度は僕がココお邪魔しますねー♡」
背後にいたしにがみさんが若干苛立った声をしながら後ろに充てがってくる。
「ん゛っ♡♡!!」
ゆっくりゆっくりとナカを擦り上げるようにして挿入ってくるしにがみさんのモノ。
「あー…♡すっごい気持ちいいですよ♡♡トラゾーさん♡」
「ふ、ぅ゛ッ♡む、ン゛ン♡♡!」
腰を掴むしにがみさんの力は強い。
流石はボルダリングをしているだけはある。
手の跡がつくかもしれないと思ったらそれも嬉しくて。
俺としにがみさんだけしか知らないものなんだと心が喜んでいる。
ふわつく頭でそう考えていたら急に視界が明るくなって頭を思い切り押さえつけられた。
「あ゛ぐっ♡♡!」
突然喉奥まで咥え込まされて反射でえづきそうになった。
でも、それをする前に女装しにがみさんに頭を掴まれて好き勝手に喉奥を犯されていく。
「あ、じゃあ僕も結腸抜いちゃお〜♡」
「ぉ゛ッッ♡♡!!?」
上も下も深いところを乱暴に突かれて、気持ちよさと苦しさでクラクラする。
「「ッッ〜〜♡♡!超可愛いカオ〜♡♡」」
他人には見せられないカオを、しにがみさんは可愛いという。
可愛いから1番遠い俺が1番可愛い人にそう言われる。
教え込まれてる俺はちらりと女装しにがみさんを見上げて、後ろのしにがみさんにも視線を向けて笑い返した。
「僕、トラゾーさんのそのへにゃっとした笑顔めちゃくちゃ好きなんですよね♡」
「ねー♡無防備で可愛いし、僕たちにだけ向けてくれてるカオだからすっごい優越感♡!」
「〜ッ♡、♡゛!」
嬉しそうに笑うしにがみさんたちにきゅんとする。
俺も同じ気持ちですって言ったらどうなるのだろう。
口が塞がってるから言うのはもっとあとのことだろうけど。
「「可愛い可愛いトラゾーさんを可愛い可愛い僕たちでたっぷり可愛がってあげますからね♡♡」」
返事の代わりに目を細めて頷いた。
俺も、もっとしにがみさんたちに触ってほしいと伝えるように。
「ん、ん…」
ボーッとする頭が少しずつ覚醒していく。
体も頭も気怠さはあれど、変な怠さはない。
しにがみさんの言った通り飲まされた薬は安全なもののようだ。
左肩に寄りかかる人を見るとそこには女装したしにがみさんではなく、いつもの姿のしにがみさんがすやすやと寝ていた。
「……」
ソファーで寝てしまったようで。
ただ身体は綺麗にされてるし服もちゃんと整えられていた。
「よく俺のこと動かせたな…」
力の抜けた人間はとてつもなく重い。
しにがみさん2人でも難しい気もするけど、言っても彼も男だ。
時間をかけてしてくれたのかもしれない。
多分、トラゾーさん重い!とか文句を言いながら。
「……」
俺のことを抱いてるなんて思えないくらいあどけない顔で眠るしにがみさんの柔らかいほっぺをつつく。
「俺はどんなしにがみさんでも好きだし、どんなあなたであっても触れてもらえるの嬉しいです」
まぁ女装したまましてくるとは思わなかったけど。
「大好きですよ、しにがみさん」
つついていた柔らかいほっぺに軽くキスをした。
「……っ、て、俺は何してんだ…!」
距離と取ろうとしたら肩を掴まれてそのまま抱き締められた。
「僕もトラゾーさんのこと大好きですよ。かっこいいトラゾーさんも可愛いトラゾーさんも、積極的で淫乱なトラゾーさんも、中学生みたいな純粋なことしてくるトラゾーさんも」
「…ふ、くざつ、だな…」
絶妙な言葉に照れていいのか怒っていいのか分からない。
「どんなトラゾーさんも僕も好きってことです!」
えい、とその場にまた押し倒される。
「へ?」
「なので、煽って誘ってきたトラゾーさんは責任とって”僕”とたくさんえっちしましょっか♡」
「は…⁈」
煽ったつもりも誘ったつもりもないのにと慌てて下から抜け出そうとした。
「どんな僕も好きなんですよね?じゃあ僕のお願いも聞いてくれますよね?」
あざとい顔して首を傾げるしにがみさん。
俺がこの表情になんやかんやで絆されると思ってるから質が悪い。
「…小悪魔っ〜!………はぁ……全くもう。我儘なんですから」
「やった」
こう言い出したら言うことを曲げない。
もう一度溜息をついてしにがみさんの背中に手を回す。
きっと抜け切ってない薬のせいだ。
「……だったら、今度はあなた1人だけで俺のこと可愛いがってくれるんですね?…ふふっ、たのしみ♡」
わざとらしく声を潜めて目をきゅっと細めてしにがみさんを見上げる。
「っっ!!?あんたの方が小悪魔じゃん!」
やられるだけは性に合わないからな。
「恥ずかしがってるしにがみさんも可愛いですよ♡」
「!!、もー!!僕のこと煽ったこと後悔するくらい啼かせてやるんだから!!」
柔らかいほっぺを膨らませるしにがみさんはそのまま俺に覆い被さった。
…まぁ、女装したしにがみさんに抱かれるのハマりそうになってるのはまだ胸に留めておこうと思う俺だった。
コメント
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ふゆか様、お相手選んでいただきありがとうございました(*´∀`*) まさかの、女装攻めというね しかも何度かやっつけ感になっちゃったと言いますか… 少しでも楽しんでもらえたらと思います…