注意書きは1話へ
ーー
sha視点
俺は今、客の事を寝室で待っている。
風俗なんか、ヤって終わりやから、前触れもなくいきなりベッドから…まァそっちの方がなんも俺の事触れられなくて済むんやけどな。
ガチャ( 扉音
なんて、思っとったら客が来たようや
ーー
??視点
ん〜…此処で合っとるんかな?。
ネットで調べたら、もっとボロかった感じしたんやけど…。
まァ、ええか…店入ろ
カランカラン 、(入
mb「いらっしゃいませ…〜〜風俗にようこそ」
「ご予約されている方ですか…?
当店完全予約制 でして…」
??「あぁ、…はい、」
「20時に予約していた『 ゾム 』
なんすけど…」
mb「ぇ~っと、ぁぁ、はい、!ゾム様ですね。 」
「此方をどうぞ。(鍵渡」
「此処の部屋に行くと、既に待機しておりますので…」
zm「ぁあ、了解です。」
〜向かい途中〜
なんや、偉い雰囲気ええな、…この店。
喘ぎ声とか、全く聞こえて来ぉへんから、防音とかしっかりされとるんやろな
普通の風俗店より、何倍もええやん
まぁ、…唯一の欠点は、抱くのは女じゃなくて、男なんやけど…。
生憎俺は男を抱く趣味なんて無いからな、もう此処に来る事は無いやろう。
なんて考えてたら、部屋に着いた
はー…なんか変に緊張すんな 、相手が同性やからなんか…??
まァ行かな、待ってくれとるんやしナ…
ガチャ( 扉音
扉を開け、部屋の中に入る、…と、少し薄暗いが、オレンジの電気で部屋をのほほんと照らし、雰囲気を作る為か…植木鉢にサボテンが植えられていた。そんな所に 一人の男子高校生、?なんかな見る限り高校生の子 がベッドの上に座っていた。 シャツ1枚で、…
きっとすぐ脱がされるからなんやろな…なんて、思ってたら、話し掛けて来た
sha「ゾム、さんで合ってますか…?」
zm「ぁあ、はい。」
話しかけて来たのは、先程も話したが男子高校生ぐらいで、
艶々とした栗色の髪の毛を肩まで下げ、目は赤っぽい…でも茶色も入ってて…上品な瞳をしている。体は全体的に細身でごぼうのように細い手足をしているのが特徴的な子。
マジでパッと見、女に見えたわ…。
zm「あの、なんて呼べば…。」
sha「ぁあ、シャオロンで。 」
シャオロンはそう言うと、ベッドから下りてきて…俺の首に手を回すと…
sha「じゃぁ、ヤろ? (少上目遣 , 見詰」
シャオロンは…上品な瞳を使って、見詰めて誘って来た。
俺よりも身長が低いので…少し上目遣いになっていて、可愛ええ。
…、ん、?可愛ええ、?男やのに、?
まァ … そんな事は置いといて、、
zm「ぁ、…いや 、 」
sha「ん? どうしたん、?」
zm「その、… ヤりに来た訳じゃな くて、」
sha「ッ、は…?? 」
彼…、シャオロンは相当驚いてるのか、眉を八の字にさせ困惑している。
まぁそりゃ…風俗でやのにやる事やりに
来てない人って意味わからんよな…。
sha「、ど、 どういう意味…、、?なん 」
zm「いや…、その、シャオロン、と話したい、って言うか…普通に 、 」
sha視点ー
sha「は、ぁ …、? 」
なんや、この客…、俺と話したい、?
この時間も金掛かっとる筈やのに……、まぁ俺にとったら、話すだけで何時も通りの金貰えるから、プラスしか無いんやけど…
ここまで変な客は初めてやわ…、。
sha「まぁ、…ええわ、何話すん?」
「一応言うけど…、話すだけでも、店側はヤッてる分の時間計算して請求するから、ゾムにとってマイナスしか無いで、」
zm「別にそれでもええよ。」
sha「ほーん、…変な奴、」
zm「、んー…まぁ変よな、w風俗で話に来るって、」
sha「まぁ…な。」
zm「じゃあ、質問していい?」
sha「ん、別にええで、なんでも聞きぃ…」
zm「今何歳なん、?」
sha「今ぁ、?今はな16やけど。
今年で17〜! 」
zm「へぇ〜…高2か 」
sha「そうやで、! 」
「…、高2でこんなコトしてんの、引く?」
zm「ん〜、?別に引かへんよ。」
「風俗って大体そんなもんやろ、
知らんけど。」
sha「ん、ふ、そうよな、…。ありがと
ゾム」
zm「ん〜、? おん。」
zm「じゃ、2問目〜!」
「好きな人居る、?」
sha「居らへーん、居ったら此処で働いてへんやろ。」
zm「んは、w確かにな。 」
こんな風に質問は続いていき、
zm「じゃあこれで最後、!!」
「なんでこんなトコで働いてんの??」
sha「んー…死ぬ為、?」
〔なんで此処で働いてるの?〕コレは良くある質問や、俺も何回かされた事ある。
何時もは営業的に「○○さんと会う為♡」等嘘を付くが…、何故かゾムには嘘を付きたくなかった。
死ぬ為なんて…言うたら、ゾムは止めてくるんかな、、 まァもう言ってしまったが…
zm「な、…なんで死にたいん?」
sha「止めへんねや、? 」
zm「まぁ、…理由にも寄るやろうし…無責任に『生きろ』なんて言われへんからな。」
sha「ふーん、…優しいんやな。」
zm「そうでも…あらへんやろ、」
sha「あー、で…?なんで死にたい、か」
「普通に…目立ちたいから、、? …」
zm「、え… 」
「目立ちたいってだけで死ぬん…?」
sha「だけってなんやねん…。まぁええけどさ」
「目立つのは、俺の夢やから…。夢を叶えたいねん、」
zm「、まぁ…人の夢はそれぞれやし否定はせんけどさ。なんで死ぬのとこの仕事が関係あるん…?」
sha「俺の両親さぁ、めっちゃ優しいねん…、だから、葬儀代とか…迷惑掛けたく無くて…。」
zm「配慮する部分間違っとるやろ…。 」
「まぁ、…いいけど、さ。」
zm「、… はー、ふー…。」
ゾムは、覚悟を決めるように…いきなり、深呼吸をし始めた…。
zm「…目立つ事だけが、夢…なら、 」
『俺の家に来おへん…? 』
sha「ッ、、は? 」
コメント
11件
かわちいいいいいいいい!!! さすがやわ…尊敬しかないっす 続きめっちゃくちゃ楽しみに 待ってます!!
はい好きー zmさん……根っから優しいな…? 理由にもよるて…… しかも理由聞いても生きろって言わんの優しすぎぃ…😭✨ タヒにたいって思ってる人の心情ちゃんと分かってる人なのが解釈一致すぎてひっくり返る ┏ ( ┓ .-. )┓
ちゃんと"悪目立ち"の意味を理解してくれるzm彡優しすぎる … 。 よく「生きてるだけで100点」とか言うことがあるけど死にたい人にとっては首を絞められる行為 … だからzm彡は無責任に「生きろ」なんて言えなかったんだなぁ … 。 めためた考えさせられる すーちゃんが凄すぎてえぐい 😭💕( 語彙力 )