生徒C「ヒイッ!?」
シャークんの目の色は反転し、シャークんの触れているところはジュウウと音を立て溶け始めていた
辺りには毒ガスを撒き散らし、息が苦しくなる
シャークん「…やっぱり”羽”が無いと安定しないな」
生徒B「何なんだよ…近づくなよ!化け物が!!」
生徒Bは持っていた棒でシャークんに殴りかかったが、それよりも先にシャークんは生徒Bの腕に触れた
生徒B「あ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”!?」
生徒Bの腕は皮膚はただれ、紫色に変化し、だんだん侵食しているようにも見えた
スマイル「あぁ、人間には痛いよな。治して欲しい?」
生徒C「何なのよ!?ちょ、助けてよ!?」
スマイル「…うるさいな」
スマイルは生徒Cの首筋に宝石を突き立てた
宝石は生徒Cの体の中に入っていった
生徒C「あ”…」
生徒Cの目の焦点は定まっておらず、倒れこんでしまう
スマイル「どんな悪夢を見たい?獣に喰われる?殺人鬼に八つ裂きにされる?海に沈められる?」
スマイルの背中からは宝石が散りばめられた羽の様なものが生え、怪しくも綺麗な輝きを放っている
スマイル「悪いけど俺は”あざ”が無いから制御はできないよ」
生徒A(モブ太)「こ…殺される…ッ」
「な、中村!何とかしろよッ!?」
生徒Aがナカムを見ると、
ナカムの触れている所に氷の花が咲き、右目からは氷の涙がポロポロと落ちていた
ナカム「怖いよ…もうやだよ…『また』殴られる…?”角”が生えなかったから…?魔力を制御できないから…?」
ナカムは頭を抱え泣き続けた
そのたびに氷の花は咲き誇り、生徒Aの立っている場所にまで侵食していく
気づくと足元が凍っていっていた
生徒A(モブ太)「ヒイッ!?嫌だ!死にたくないッ」
???「何…してるの…?」
シャークん「…ぁ」
声のした方を見ると、
ブルーク、きりやん、きんときがいた
人間ではない姿を 見られた
シャークん「…」
スマイル「…記憶、消してあげる」
ナカム「ぁ…うぅ…」(ポロポロ
ブルーク「!!」
「待って!ナカムどうしたの!?」
ブルークがナカムの元に駆け寄ろうとすると、スマイルが行かせないようナカムとブルークの間に立つ
ブルーク「…スマさん、どいて?」
スマイル「…もう今日見たことは忘れて、帰ってよ」
スマイルがブルークに宝石を突き立てようとした瞬間、きんときがスマイルの腕をつかみブルークに叫ぶ
きんとき「ブルーク!行って!!」
ブルーク「!…ありがとう、きんさん!」
スマイル「ッ!行かせるわけ…!」
きんとき「行かせない」
「俺と話さない?スマイル」
スマイル「…」
shk side
シャークん「…行かなくて良いの?」
シャークんがきりやんに問いかけるときりやんは静かに頷いた
きりやん「ナカムはブルークに任せるよ。スマイルもきんときがいれば平気かな」
シャークん「…怖くないの?俺達の事」
きりやん「全然。姿は違くても、お前達は変わらないだろ?」
シャークん「…そっか」
nk side
ブルーク「…ナカム?」
ナカム「ッ…!…近づかないで…」
ブルーク「大丈夫。僕はなにもしないよ」
「もう怖くないよ」
ブルークはナカムに優しく抱きつき、頭を撫でる
そうしているうちにも、ブルークの体は凍っていく
ナカム「…ッッ!!ブルーク!死んじゃうよ!離れて!!」
ブルーク「ナカムが落ち着いたら離れるよ~」
寒さか、それとも恐怖か、あるいは両方か
分からないけれどブルークは震える手で俺の頭をずっと撫でてくれる
ブルーク「よく頑張ったね~」
その手が暖かくて、優しくて
気づいたら俺の涙は止まり、ブルークの体の氷も溶け始めていた
ナカム「…ブルーク、ありがとう」
ブルーク「えへへ。やっぱりナカムは笑ってた方がいいよ」
ナカム「!…うん!」
sm side
スマイル「…いい加減、離してくれない?」
きんとき「やだ。離したらあっち行っちゃうでしょ?」
スマイル「…!…ナカムが、落ち着いた…?」
きんとき「!…良かった、ブルークうまくいったんだ」
スマイル「…何が目的なの?」
きんとき「え?ただ友達を助けたかっただけ」
スマイル「…は?」
きんとき「性格悪いモブ太がナカムを呼び出したって噂で聞いて、3人で探し回ってたの」
スマイル「…それだけのために、死ぬかもしれないのにここにいるの?」
きんとき「うん」
(…まぁ、3人して一目惚れしたからって理由もあるんだけど)
〖br→nk,kr→shk,kn→smって感じです〗
スマイル「…バカじゃん」
きんとき「そうかなー?…でも、ほんとに苦しくなってきたかも…?」
きんときの顔を見ると顔色が悪く、青ざめていた
スマイル「!毒が回り始めてる」
「ナカム!ブルーク!ここから離れて!こいつらの解毒と治療は俺がやっておくから!」
br&nk「うん!」
きんとき「…スマイルも顔色悪いよ?」
スマイル「俺は大丈夫。お前も早く離れろ」
きんとき「…ムリしないでね」
スマイル「…3人行ったか?…解毒と治療するか」
生徒A~Cに宝石を突き立てると傷が治っていった
スマイル「記憶も消したし、大丈夫だろう」
「…俺も、そろそろ、あっちに…」
毒ガスを長い間吸い込みすぎて、体が思うように動かない
スマイル「…やばっ」
俺はそのまま気を失ってしまった
コメント
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天才すぎます、続きまってます!