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当麻月菜
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にゃみ3
240
にゃみ3
37
国中はその言葉で溢れかえっていた。
新聞も手紙も人々の会話も、その話題で持ちきりだ。
「どんな人なんだろう!」
「やっぱりあの人じゃない…?」
「俺もそう思う!」
「やはり、あの小娘では…?」
「わたくしもそう思います。」
「見ろ!国王陛下だ!」
城の大きなバルコニーから、国王陛下が顔を出す。
ロデル「静まれ!皆のもの!!!!」
威厳のこもった声が、大広場に轟く。
ざわついていた国民がスンと静まり返る。
ロデル「今日は大事な知らせがある!!まちに待たせたな!!」
おぉおー!!!と期待に満ち溢れた国民たちの声が鳴り響く。
ロデル「さぁ、これから。女神の降臨式始める!!!!」
ドッ!!!と歓声が上がる。
ロデルの口角は思わず上がっていた。
ロデル「………………」
ロデルは後ろに下がり、姿を消す。
ロデル「我が愛しき国を守る、女神達よ。」
ロデル「前に出て挨拶を」
ニコッと笑うロデル。
ロデルの下がった奥には、2人の着飾った女性がいた。
その2人はゆっくりバルコニーに向かう。
まだかまだかと忙しない国民。
さぁ、女神の降臨だ。
ロデル「女神の降臨だ!!」
リーナ「………。」
アリス「………。」
2人の女神は頭を下げる。
次の瞬間。
「女神様だぁぁあ!!!」
一人の平民が叫んだ。それに続き、沢山の歓声が上がり、裏にいた音楽団が楽器を吹き始める。
「やっぱりリーナ様だ!」
「あのお方はすごい………!」
「平民の小娘が選ばれるとは……」
「国王陛下もまだまだお若いわね…」
ロデル「さぁ皆のもの!今日は宴だ!楽しんでいこう!!!!」
既に用意されていた食事が運ばれる。
使用人「貴族様はこちらへ」
貴族は城の中に案内される、平民宛よりも豪華な食卓へ。
「あらまぁ、思ったよりもちゃんとしてるのね。」
「えぇ、見直したわ。」
ロデル「ほら、早く降りよう。皆が待ってる。」
リーナ「はい!ロデル様!」
アリス「はい。」
リーナはロデルと腕を組み、階段を降りていく。 その後にアリスもつづく。
ロデル「皆よく来てくれた。」
貴族の集まる広場の真ん中。
ロデルと女神2人。
ロデル「これからこの国の女神となる。者たちだ。」
リーナ「リーナです♡」
アリス「…アリスです。」
2人はお辞儀をする。
ロデル「このリーナは、忙しいにも関わらず。体力を削りながらも祈りを捧げ。この式までこの国を守ってくれた。」
ロデル「一番の苦労人だ。」
リーナ「………」
さげた頭をゆっくりと上げる。
リーナ「これからも皆様のために、全力で祈らせていただきますわ♡」
微笑むリーナ。天使のような顔に声に性格、貴族たちがおー…と淀めいた。
貴族「そちらの女神様は…?」
ロデル「あー…この女神は…」
言葉に詰まるロデル。それを見たリーナは
リーナ「アリスちゃんは毎日、祈りを捧げ。努力…はしていました!」
ニコッと答えるリーナ。
貴族達はその答えに疑問を持つ。
貴族「努力…は?」
貴族「力はイマイチなのかしら…」
貴族「努力賞で女神って事?おかしくない笑…」
ケラケラと嘲笑うような声が広がっていく。
リーナ「私…変なこと言ったかしら…?」
ロデル「いいや。間違ってないよ。私の代わりに答えてくれてありがとう。」
頭を撫でるロデル。リーナは満面の笑みを浮かべている。
アリス「………」
アリスは頭を上げ、後ろに下がる。
ロデル「紹介は以上だ。皆楽しんでくれ。」
コメント
1件
第2話読み終えたよ!降臨式の華やかさと、リーナとアリスの扱いの差がもう気になる…。リーナは堂々としてるけど、アリスが「努力はしてました」の一言で片付けられて笑われてるの、胸が痛んだ。頭下げて下がるアリスに、これからどうなるんだろってワクワク。国王のロデルもリーナ贔屓な感じで、アリスが報われる展開を期待しちゃうな!山さん、続き楽しみにしてます🔥