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ガラガラッ
「!」
「さ、さっきはごめんな、!」
「わ、私も!何も出来なくてごめん!」
「俺も、!」
「私も!」
「大丈夫だよ。気にしないで。いこ蘭冷」
蘭冷と僕は席に着いた。出席番号順なので
僕の席は蘭冷の後ろだ。
「えー、皆さん。これから生徒手帳を配ります。それと、学年のカーストランキングを配ります。」
ペラッ
「!?」
さ、最悪だ、、学年1位は、僕と蘭冷だ、、!まぁ、でも目的のためならこうなっていた方が好都合だったかも。
「お兄サマ!かえろ!」
「うん」
ドッ
「あ、すみません💦」
「あ、こちらこそ」
ぴょこ
「???耳、、」
「あ、!ご、ごめんね!びっくりさせちゃったよね?」
「あぁ、いえ、お気になさらず」
狐の耳とボサボサな髪の毛にレンズの厚いメガネ、猫背で頼りなさそうな背中、、でもどこか不思議な雰囲気を纏っていた。
「君達、新入生の子?」
「あ、はい」
「じゃあ後輩だ、僕は氷華。よろしくね」
「僕は凛冷、そしてこっちが妹の」
「蘭冷ダ!」
「あはは笑、元気がいいね」
「あ、時間が、それじゃあまたね」
「あぁ、はい。さようなら」
『またね』、?あの言いようはまた会うような口ぶりだ。
ガチャ
「、、こんちわ〜」
乱れていた髪を整えメガネを外し服を着直し、頼りない背中はピンと伸びさっきまでおどおどしていた青年はいつの間にか気品のある姿へとかわっていった。
「あ、!やっほー!氷華!」
「お疲れ様です!李璃さん。」
「やぁ、氷華クンげんきぃ〜?」
「お疲れ様です。葉火さん」
「入学式の時は災難だったねぇ〜笑」
「ほんとに、、なんなんですか、、あの黒髪変態スカシ野郎、、」
「その黒髪変態スカシ野郎はもうすぐ来るわよ笑」
「うげ、最悪」
「というか、なんであんな人の為に僕があんなかっこうしないといけないんですか?!」
「あのいかにも陰キャっぽいねぇ〜笑
でも、あれはあれで似合ってるじゃぁないか笑」
ガチャ
「ほら、噂をすれば」
「ひょ、う、かぁ〜♡」
むぎゅ
勢いよく灯月は氷華に抱きついた
「、、、、💢💢」
「愛しのご主人様が帰ってきたよ〜!!♡」
「愛しくないですキモイです今すぐ離れて死んでください、=͟͟͞͞(( ᷇ᵕ ᷆ ; )引。」
「もぉ〜ツンデレさんなんだからっ!」
「、、、^⩌⌯⩌^」
「まぁまぁ、そのくらいにしてよ灯月。はい、これ」
「?」
「新入生のカーストランキング」
「おぉ!気が利くねー!どれどれ」
「!、麗家の子達が来たの?しかも1位とってるし凄いね笑」
「さっき会いましたけど、いい子でしたよ。それに、麗・凛冷は見たところ継承者ですし、
麗・蘭冷は麗珠拳法の継承者なので味方に付けるにはもってこいですよ」
「あったの?氷華くん。麗家のお2人に?」
「はい、さっき、廊下でぶつかっちゃって」
「警戒すべきは兄の凛冷ですね、、」
「いや、そうとは限らないよ。兄の凛冷は今日見たところ妹の麗・蘭冷を過保護に守っている。だけど、麗・蘭冷も兄が自分に過保護なように自分も兄に過保護なようだ」
「まぁ、どちらも警戒すべきってことだねぇ〜」
「ふふっ、氷華。引き続き監視を頼むよ」
「、、ハイ」
「え、めっちゃいやそうじゃん、、」
「灯月さまには指図されたくないので、、」
「酷くない?!」
「これでも僕らはさぁ、”繋がってる”のだから」
「きっっっっしょ」
「はやき仕事して過労死してください」
「ねー葉火、!氷華がつめたいよぉぉ、、泣」
「そりゃ、そうでしょ〜ね、李璃?」
「うん、嫌わない人はいないと思う」
「え、みんな酷くない?僕生徒会長?」
(◜ᴗ◝ )
「ちょっと?」
「HAHAHA(◜ᴗ◝ )」