《短編》もしもシリーズでダンダダン《鬼(オカ)×桃太郎(モモ)》

むかしむかしあるところに

鬼ヶ島という島がありました

そこには

沢山の鬼が悪行の限りを尽くし 村人を苦しめていました

ある時 鬼の悪い噂を聞き付けた 人間達が

鬼を退治しにきます

鬼達は桃太郎に退治されてしまいました

ただ、それを不憫に思った桃太郎は、ひとりだけ、まだ角が生えていない鬼の子を連れて帰りたいとお殿様に願います

お殿様は、次の満月まで生かしてやれと言いました

桃太郎は泣きながら鬼の子を連れて帰ります

数日命を延ばすだけではないか

命を弄(もてあそ)んでいると悔やみながら

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今夜は少し肌寒い、

おにさん、夜は一緒に暖をとらないかい?

桃さんのお誘いに

なにも考えず｢はい｣と答えてしまった。

｢…バカ…、ジブン…｣

くっついて一緒に寝るってことだった。

(桃)｢おいで?おにさん｣

｢…ﾊｲ…////｣

(桃)｢…抱きしめていい?｣

｢…お、、お手柔らかに…｣

ｷﾞｭ…

とても優しいハグ…でも、

(すごく悲しそう…)

(桃)｢おにさん…今夜は満月だ｣

…ｺｸ｢…ﾊｲ…｣

(桃)｢かわいいおにさん、、私は君のことが愛おしくてたまらない…｣

……/////｢……｣

 

(桃)｢私は、…君をコろ さないといけない｣

あぁ、あの夢か

…ｺｸ｢…ﾊｲ…｣

(桃)｢…知っていたのかい?｣

｢…いや、、夢でみていたから。何回も何回も、クビを切られる夢を見ていたので…。｣

今夜だったのか…

(桃)｢すまなかった…｣

｢それがお仕事でしょう?鬼を全滅させたいのなら、ワタシ(ジブン)のことも、消さないと。｣

クビを切られたら、ジブンどうなっちゃうんだろうか。

消えちゃうのか、、もとの場所に戻れるのか、、

分からないけど、桃さんが辛そうなのはイヤだ。なんとか、してあげたい…

｢さぁ…ジブン逃げませんから ｣

静かに頭を垂れた

(桃)｢すまない、おにさん……私も後を追わせてね?｣

え、、、

｢を…あ……え!?!!｣

ダメダメダメダメダメダメ

｢ダメ💢💢💢桃さんはしん じゃ だめ!!!!!｣

ｷﾞｮ(;ﾟ∇ﾟ)

(桃)｢????なぜ??｣

｢あんたバカすか? 怒りますよ!!

そんなのエゴです!きれいごと言っちゃだめ!!桃さんは生きて、沢山の人を救ってください!｣

(桃)｢!!!!!???おにさん、こんな元気だったんだね(笑)｣

｢ジブンネコかぶってたんすよ!!

…すごく優しいんだもん、桃さん…/////｣

｢会えます、またいつか｣

(桃)｢……はは…なんでだろう会える気がする。なら呼ぶよ、君の名前を｣

ﾁｭ…

(オカ)｢…怒って、キスしたら思い出した(笑)…ジブン、、けん…、、いや、オカルンです｣

(桃)｢そう…オカルン…また、来世で会おう｣

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オカルン!

オカルン!

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ﾁｭ～～ｯ❤❤❤!!!!!!!!!!

(オカ)｢!!!!!!!!!!!???????｣

くるっ、、くるるるぁ…

｢苦し－－－－－－－!!!!!💢💢｣

ゼーハー

ゼーハー

ゼーハー…

｢綾瀬ざﾝ…鼻をつまんで、キスしたらダメっす…シぬとこだった…｣

ん?

(オカ)｢あ…帰ってこれた…｣

(モモ)｢お”か”る”ぅぅぇぇあ”ぁ”あ”(涙) ｣

(星子)｢メガネ、おまえ1日眠ってたぞ??大丈夫だったか??｣

(オカ)｢…たった、1日?｣

…あれは、夢だったのかな?

(モモ)｢オカルン…クビぃ…首…大丈夫?｣

(オカ)｢???｣

｢なんだ…これ?｣

首の周りのアザが、鎖のような痕になっていた。

(星子)｢首のアザと、それに合わせて前後縦に傷が出てきたんだ。その十文字から血が溢れ出してな、モモが超能力でずっとふさいでたんだ｣

(オカ)なんてこった…

ジブン、シぬとこだったんだな…

(モモ)｢…よかった…間にあったくせに、傷塞げなかったらとんだお笑いぐさだった…｣

(星子・オカ)｢…??｣

(モモ)｢…先に現世(こっち)で待ってたぜ?｣

ひぇ…

(オカ)｢ふぁぁぁぁ…!!｣

鳥肌が………マジすか…

(モモ)｢鬼ルン♡♡♡(笑)｣

(オカ)｢桃太郎さん!!?? なんすか、鬼ルンて(笑)｣

ギュゥゥゥゥゥ♡♡♡

(星子)なんだかな、、なんか起きたんだろうけどよ、、、

｢盛るなっていってんだろがぁぁぁい!💢💢💢｣

(二人)｢さぁぁぁせん!!!!!｣

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これがこの現世の童話、はじまりのはなし

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日曜日から月曜日へ

真夜中、 満月を見ながら…

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(モモ)｢なんか…不思議だなぁ｣

(オカ)｢…はい｣

(モモ)｢出会う前から出会ってたんだよなぁ｣

(オカ)｢…はぁい｣

(モモ)｢どしたの、オカルン?｣

(オカ)｢綾瀬さん…助けてくれて、ありがとうございます｣

(モモ)｢オカルン?よく考えろ?首切ったのウチだから(笑)｣

(オカ)｢あ｣

(モモ)｢現世に来て、傷塞いだのもウチ｣

(オカ)｢あはははは…(笑)こわすぎる(笑)｣

(モモ)｢それよか…傷だらけになっちゃったな｣

(オカ)｢大丈夫です!うっすらですし、傷ものになったって…｣あ…

(モモ)｢うちがもらってやる｣ﾆﾔﾘ

(オカ)真っ赤…｢あぁぁぁぁ…///////｣

綾瀬さん、男前…//////

｢なんすか…バカでしょ…綾瀬さん ｣

(モモ)｢ﾀﾞﾗｧ!!!!!ウチは本気だぞ?前からずっと言ってるだろ?ホンキだ!…って。｣

え?…

(オカ)｢いつから、、いつから桃太郎さんの記憶あったんですか??｣

(モモ)｢ふふふ…いつだろうな?｣

もぅ…すごい、この人///////

(オカ)｢惚れなおしﾏｼﾀ…｣

(モモ)｢オカルン?まだだぞ?まだ始まってない｣

(オカ)｢…へ?｣

(モモ)｢今夜は満月だ｣

(オカ)｢???｣

(モモ)｢もうすぐ、丑三つ時だ｣

(オカ)｢…もしかして｣

(モモ)｢おにさん?能力もしっかり転生しなさい?｣

(オカ)｢うっそ…記憶だけじゃないんすか?角とかすよね、まじか…｣

(モモ)｢ウチの宝刀、前世でオカルンの胸(ここ)に、置いてきたから。後で抜いたげる♡｣

(オカ)｢まじかーー｣萎える…

(モモ)｢ターボババアにはなるな?ややこしくなるぞ?｣

(オカ)あ…!はい(笑)

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めでたし めでたし

…じゃないって(笑)

つづいてく

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ありがとうございました♡

なんかややこしい終わりかたしちゃったわ。

また改めてその後のふたりを描けますように。

ばいちゃ♡

20250316 しば