「 ただいま ー 」
「 どうやった ? 」
チリちゃん が 珈琲 を 差し出し ながら 尋ねる 。僕 は ありがと と 言って 珈琲 を 受け取った 。
「 全然 駄目 。技 と 行動 が 取って 付けたような もの ばっかり 。 スマホロトム と ボックス 調べさせて 貰った けど 、 初めて 捕まえた ポケモン は レベル が 二桁 も 行かない 内に ボックス 送り 。 手持ち ポケモン は 全員 チャンピオン テスト の 為に 集められた ポケモン ばっかり で …… 」
「 あー はい 、 ストップ ストップ 」
僕 が ペラペラ 喋ると 、 チリちゃん が 一旦 止める 。
「 ポケモン が 好きなの は ええこと やけど 、 厳し すぎる のも 考えもん やな 」
そう 言われると 、 僕 は 何も 言えなくなる 。
「 ポケモン やって …… 生き物 やもん 」
「 そうやな 」
チリちゃん は 優しく 笑う 。
「 許せへんねん 。 ポケモン を 道具 みたいに 使うんが 。 」
「 今日 は 随分 と 素を 出して くれるな 」
僕 は チリちゃん の 優しそうな 笑顔 に 頷く 。
「 ま 、 珈琲 飲んで 落ち着き 」
「 ん 、 」
僕 は 珈琲 を 一口 飲む 。
「 にっっっが !! 」
僕 が 大きな 声 を あげる と 、 チリちゃん が にっこり 笑って 言った 。
「 ドッキリ 大成功 」
僕 は チリちゃん を 軽く 睨む 。
「 僕 の 珈琲 は 絶対 ミルク 入れて って 言った じゃん ! ちっちゃい 時 から ずっと ! 」
チリちゃん は 声 を 上げて 面白そう に 笑う 。そのあと 、 少し 真面目 そう な 顔 を して 言った 。
「 ポケモン だけや のうて 、 自分 も 生き物 やって 、 忘れてるんちゃうか 思って 」
「 、 ! 」
僕 は 珈琲 を 置いて ぽつり と 呟いた 。
「 ずるいよ 」
すると 、 チリちゃん は また 笑って 、 僕 の 頭 を 撫でた 。
「 よう言うわ 」
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