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○○「え?なんでバス…?」
深澤「たまにはいいじゃん!ね?」
あれから、深澤くんは、朝ごはん食べて、私は残りの家事済ませ、買い物行かないとなぁなんて、どうやら、口に出したみたいで。
一緒に行こうとなったのはいいけど、歩いて行けるところにスーパーはあるのよ。なのに、なぜか、バスで行こうとか言われて。
そりゃ、最近は、仕事も休みだし、バスに乗ることないけどさ。
まぁ、まだ時間はあるし、いいんだけど。
とりあえずバスを待つ。
○○「どこ行くの?」
深澤「それは、後での、お楽しみぃー」
なんだそれ。
と、思いながら待つ。
ってか、なんか、深澤くん、ちょっといつもと違うよな……
バスが来て乗ると、つい癖でいつものように、運転席が見える位置に座る。
もちろん運転手は違う人なんだけど。
深澤くんは座るなりイヤホンをして、スマホでゲームをはじめた。
○○「ちょ、どこで降りるつもり?」
私が聞くと、いつもの駅ー
と答えるとまた、ゲームをはじめた。
私は久しぶりだなっても数日ぶりだけど、懐かしく感じる景色を眺めていた。
駅に着いてバスを降りる。
すると、また違う方向のバス停に並ぶ深澤くん。
○○「え?また乗るの?」
深澤「ん。時間あるでしょ?」
○○「夕方には帰りたいけど。」
深澤「ん、大丈夫!」
この方面……ショッピングモールあるし、そこ行くのかな?きいても、あやふやな答えしか帰ってこないし。
深澤くんのことだもん、まさか、帰してもらえないとか、変なとこ連れてくーとか、……ない…よね……?照とも友達だし?大丈夫…だよね??
なんて、ちょっと不安になっちゃったり。
○○「ね、深澤くん?」
深澤「ん?何?」
○○「やっぱなんも無い……」
なんか、聞きづらいや。
深澤「とりあえず、ショッピングモールまでいって、買い物しますかー」
○○「えっ?」
深澤「ちょっと付き合ってよ!」
○○「……いいけど…」
いいのかな、2人だけど。
深澤「照のこと?」
○○「…え?あ、…うん。いやじゃないかなって…」
深澤「ん、めちゃくちゃ嫉妬すると思うけど、まぁ、大丈夫でしょ!そもそも俺いるの分かってるし。大丈夫!わら」
○○「……ならいいけど。」
話してるうちに、バスが来たから、乗ると、
いつも乗るバスより人が多い。座るところはチラホラ。若い人は立ってる。
深澤「前の方いこっか。」
そう言われ、前の方で、つり革に捕まって立つことに。
なんとなく運転席を見ると…
○○「え?」
深澤「あら!わら」
運転手さんともミラー越しに目が合って。
目逸らされたけど…
○○「……」
深澤「良かったじゃん?わら」
何も無かったかのように、出発のアナウンスをし、バスを走らせる運転手。