この作品はいかがでしたか?
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久しぶりに見る照の運転姿?いや、仕事姿と言うべきか……
アナウンスも聞けたし。
と、チラッと、運転席を見ると、またミラー越しに目が合った。
すると、ニコッと笑ってくれた。
○○「……///」
いくつかバス停を過ぎたところで、また、まぁまぁな人数乗ってきた。
座るとこもなく、ちょっとぎゅうぎゅうになりだした。
私の隣には深澤くん。逆隣と、後ろには、おじさん。
座席に座ってるのもおじさん……
男の人に囲まれ、しかも、まぁ、普通に身体当たるよねてな距離。
正直……苦手なんだよね、この状況。
どうしよう……
そう思いながら、我慢してた。
けど、カーブで揺れると。体が当たる……
またカーブで、おじさんがバランス崩し、私に倒れてきたせいで、私は深澤くんの方に倒れた。深澤くんが支えてくれたんだけど、おじさんの顔が私の胸に……
おじさん「…わ、わるいね、わざとじゃないからね?(笑)」
わざとじゃないのは分かるけど…
気持ち悪い……
深澤「……」
運転手「お客様にお願いです。走行中は危ないので、お立ちのお客様は必ず、つり革などに、掴まってください。」
と、注意を促すアナウンス…
それでもおじさんは、つり革掴まず立つ。特別荷物ある訳でもない。
そして、バスが右折するとき。
また、おじさんは私の方に倒れるようにしてきた……
○○「…ちょ」
深澤くんが、おじさんが倒れてくると同時に、私を抱き寄せた。私は深澤くんの胸にすっぽり。
深澤くんは、自分の腕で、おじさんの頭を支えていた。
深澤「おっさん、ちゃんとつり革掴まないとあぶないよ?」
おじさん「……チッ。すまんね、そうするよ。」
え?今、チッって……
深澤「おっさん。もしかして、わざと?」
おじさん「は?変な言いがかり辞めてもらえるかね?」
深澤「いや、舌打ち聞こえたから。わざとじゃないならいいけど。彼氏の前で人の彼女を痴漢とか、ねー!わら」
おじさん「……痴漢とか、大袈裟な」
深澤「だったら最初からつり革掴んどいてね?」
おじさん「……」
深澤「○○、場所変わろ。今のうち。」
信号待ちの間に場所変わろうとしたところ、座っていた、男の人が、席を譲ってくれた。次で降りるからと。
ショッピングモールのバス停につくと、人がどんどん降りていく。どうやら皆、ショッピングモールにいくらしい。最後に立ち上がり降りる。
カードかざすとエラーが。
○○「あ……」
運転手「チャージしますか?」
○○「…はい。ごめんなさい…」
急いでお金を出そうとしてると
深澤「これでもう一人分いける?」
マイク外し
照「いいよ、駅からでしょ?(笑)」
○○「え?いいよ。出す……」
深澤「いいの。こっちがはやいから」
○○「……後で返すね」
深澤くんのカードで払う。
照「じゃ、気をつけて、行ってらっしゃい!」
笑顔で見送られた。
もちろん、行ってきますって降りて、軽くてを振り、見送った。
深澤「このルートに変わったって言ってたからさ。久々に見たいだろなって思ったから!わら。」
○○「あ…なるほど///。でも、乗りたくはないかな。」
深澤「たしかに……帰りは康二が来るから!」
ということで、ランチしたり買い物して、康二くんに送ってもらった。
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