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「五億回の動きの向こうに。」
爆笑の病室コメディ!
__と勘違いする翔。
笑いすぎて看護師に怒られるkamome。
けれどその裏で、隣り合うベットは偶然じゃないという疑念が忍び寄るーー
翔編 第六話 「病室のドア」
「なあkamome」
「……何?」
「俺、昨日からずっと考えとったんやけどな」
「うん」
「隣のベッド、絶対俺らのために仕組まれとるやろ」
「……は?」
「いやいや!普通あるか?脳腫瘍と腎臓病、仲良くダブルで幼馴染の再会とか!」
「それは……まあ」
「……せやからな。これ、もしかしてドラマの撮影隠しカメラ入っとるんちゃうか?」
俺はカメラを確認するように、当たりをキョロキョロしてみる。
そこで、懐かしいkamomeのツッコミの出番がやって来た。
「お前、点滴のチューブで首回すなよ。絡まって倒れるぞ」
「うわっ、ほんまや!死ぬわ!……いや死んだら笑えんわ!」
「いや笑えねーよ!!」
病室に俺らの声が響く。
廊下の看護師が「シーッ!」と覗き込む
「……あ、すんません」
「すみません」
二人して小声で謝ったあと――。
kamomeもニヤッと笑った。
「なあkamome」
「なんだよ」
「俺ら、絶対迷惑患者やな」
「……まあ、間違いなくな」
同時に吹き出して、笑いが止まらなかった。
***
数分後。
kamomeは笑い疲れてベットに沈んでいた。
それでも…何事もなかったかのように話すけどな!
「でもな、ほんまに偶然やと思う?」
「……え?」
「俺らがここで再会できたんは、ただの偶然か……それとも誰かの“仕業”なんか」
一気に空気が変わる。
さっきまでの笑い声が嘘みたいに。
「……仕組んだ奴がいる、って言いたいのか?」
「さあな。せやけど――俺、ちょっと怖なってきた」
kamome、まだ気付いてへんのか。
「……ほら、あそこ」
翔が視線で示した先。
病室のドアの隙間から、誰かが――こちらを覗いていた。
今回のお話はここまで!
ガチで毎回お願いしてて申し訳ないんですけど…閲覧数見れなくて…読んでくれた方はいいねを必ずお願いしますぅ…。
なんか表示されないんですよね…。
それでは、次回も是非ご覧下さい!
いや…ご覧ではないか…。眺めるわけじゃないし…。
うーん…。ご読みください!
あっ!お読み下さい!
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