-pn視点-
気が付くと白い部屋にいた。
広い訳でも無く、狭くもない。人1人が難なく生活出来るスペース。
辺りを見回すと窓、時計は無く、ドアのみだ。
けれども、何も無い訳では無い。
トイレもあるし、本、ゲーム機、ベッドもある。
1つ、何かを取り出す仕掛けのあるような箇所があったが、こちらからは開けられないようだ。
色々な探索をしていると、ドアの向こう側から声が聞こえてきた。
──…ぺんちゃん?起きたかな?
え…、らだ…?
「らだ…?らだ!ここ 何処だよ…
窓もないし、時計もないよ…?」
「まぁ、そうしてるしね。」
「え…なん──」
「あのさぁ ぺんちゃん、分かってるの?俺 ずっと我慢してたんだからね?」
「…へ?」
「ぺんちゃん 最近さ、他の人達と遊んで俺と遊ばないし、俺の誘いもずっと後回しにされたり…」
「え…でも、ちゃんと連絡とか返したりしてたし…」
「…ふーん。反省の色は無なし…と。」
「え」
「その部屋にベッドあると思うんだ。でかいサイズのベッド」
「え、うん…」
「今夜寝ないで待っててね。」
「…は?」
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