テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「お断りします」
「だからなんでって!」
絶賛口論(?)中。どうしてこうなったか。
俺たちはご飯を食べたあとソファに座ってテレビを見ながらイチャイチャした。ぐち逸を抱え込むように座り、頭を撫でてやりながら世間話をしてた。最初は頭を撫でられてソワソワしてたけど、だんだん慣れてきたのか気にしてなさそうだった。
そして一緒に住もうって話もした。ぐち逸は戸惑いながらもOKしてくれた。鍵も渡した。この家を俺らだけの場所にして、ぐち逸をたくさん甘やかすための家にするんだ。
たくさん甘やかしたい。甘やかされるのが当たり前だと思わせたいなぁ。
そんなこんなしてたらいつの間にか夜で、それぞれ風呂に入って寝巻きに着替える。ぐち逸の着替えとかはまだ用意してないから俺のスウェットを貸してあげた。ブカブカでおもろい。普通に可愛い。
そんで寝支度をして、ぐち逸も一緒のベッドで寝ようと言って今これ。
「だから一緒に寝ようって」
「お断りします」
「なんで?そんなに嫌?お前一人にするとめっちゃ不安になるでしょ?」
「はい」
「俺といると安心するでしょ?」
「はい」
「じゃあ一緒に寝ようよ」
「お断りします」
「だーーーっ!!なんで!!」
こんな感じで一向に折れてくれない。なんでそんなに一緒に寝るのが嫌なんだ。
「ん〜……わかった。今日は別々に寝よう。でもそれでお前が不安で寝れないなんてことがあったら問答無用で一緒に寝るからな!」
「…わかりました」
ということで別室。
えーーーー俺たち付き合ったんだよね??好き同士なんだよね??一緒に寝るのはまだ早かったかなぁ。えでもあそこまで拒否ることなくない??俺がおかしいだけ??
悶々としながら、まあ最初はそんなもんかと結論づけて一人で寝た。
夜中、足音で意識が浮上した。ぐち逸がトイレでも行ってるのかなと思い目を瞑る。
2、3時間後、また足音で目が覚めた。またトイレ?あいつ頻尿なのかな。なんて失礼なことを思いながらまた目を瞑った。
翌朝、目が覚めると、当然ぐち逸は隣にいない。
朝ごはんを作ろうと思ったが、ぐち逸に食べれるか聞かなきゃと思い部屋を出る。
ぐち逸もう起きてるかなーと考えながらドアを開けると、ぐち逸はいなかった。じゃあトイレか?と思いトイレへ向かうと、ぐち逸が便座に突っ伏しながら座り込んでいた。
「え、なにしてんのぐち逸?」
ほんとに何してるんだろう。寝起きで回らない頭で混乱した。
「おーいぐち逸〜起きて〜」
「…ん、…れだぁさん…?」
ゆっくり顔を上げたぐち逸の口元を見て理解した。吐いてたのか。
「おはよぉぐち逸」
「ぉはようございます………ぁ、す、すみません、せっかく食べさせてもらったのに、」
「いいよいいよ、とりあえず口ゆすご?」
「はぃ…すみません」
ぐち逸を抱えて洗面所に向かう。
口をゆすがせて、タオルで拭いてやる。
「すみません、お手数おかけしました」
「いいって。そのすぐ謝るのやめてね」
「し、しかし…私の不手際でレダーさんに迷惑をかけてしまってるので…」
「迷惑じゃないから。謝るの禁止!次からはごめんよりありがとうね!」
「………….ありがとう、ございます…」
「ん、よくできました」
ぐち逸の頭をわしゃわしゃと撫でてやる。
「そういや朝ごはん食べれそうか聞こうと思ってたんだった。どう?食べれそ?」
「今は…むり、です…」
「おっけー。別に毎食食べれなくてもいいよ。少しずつ食べれるようになればいい」
「…はい」
「まあ俺は食べるけど」
そう言ってぐち逸を抱っこしてリビングに向かう。ホットドッグを温めて、ぐち逸を抱っこしたまま椅子に座ってもしゃもしゃと食べる。食べながらぐち逸の頭を撫でてると、最初はソワソワしてたけどだんだん腕にすっぽり収まった。
ぐち逸の髪サラサラだな〜と考えてると、ふと、ぐち逸の食事についてよぎる。水は飲めるみたいだし当分は液体とか飲むゼリーとかで栄養とった方がいいのかな。買い込んどくか。
食べ終わってぐち逸を見ると、頬を赤らめて目には涙を溜めていた。
「えっなになんで泣きそう?」
「…やっぱり、夢なんじゃないかって、」
「まだ言ってる…これは現実。それとも、俺の事信じられない?」
「いっいえ、信じられないなんてことは、ないです…ただ、自分がこんなに良くしてもらえるなんて、思ってなかったので…」
「…ぐち逸。俺はこれからたくさんお前を甘やかすよ。今すぐとは言わないけど、慣れて」
「ぅ…はい…」
これはぐち逸を早急に甘やかす必要があるな!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!