テラーノベル
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この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません
⚠もうめっちゃ人が逝きます、ご注意ください
渡辺→「」
宮舘→『』
??→《》
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浮気相手side
《…あれぇ、?なんか全然返事ないなぁ》
舘さんがしょっぴーと付き合っていることは知っている。でも最近マンネリを感じだしたらしくて、何回も相談されていた。その寂しさや不足感を埋めるために一度だけのつもりで誘ってみると案外良くて、この関係は続いてしまっていた。と言うか俺が強要していた。浮気と言うべきか、セフレと言うべきか
シャワーを止めてもなんだか外は静かだった。まあそりゃそうか、一人でシてるわけないしなぁ…とか思いながらカラカラと浴室の扉を開くと衝撃的な光景が目に入った
《…、ぇ、?》
「…はぁ…ッはー……」
ぐるんと舘さんではない誰かの首が回って俺の顔を捕らえる。血溜まりの中で何故か泣いている彼から目を離せなくて。いやそりゃそうか、恋人の浮気現場…ましてや知り合い、メンバーとこんな関係を持っているだなんて知ったら正気では居られないだろう
「…ら、ぅーる…」
《…舘さんは?》
「りょーた、?あー、殺したよ、笑」
コロシタ…ころした、殺した…?何を言っているんだ、どういうことだ?帰り血を浴びた彼の顔は緩く口角が上がっていた
《なんで笑って…》
「…はは、ぁは…あはははは!!!」
何を笑っているんだ、何に対しての笑いなんだ?彼が馬乗りになっているのが舘さんの身体だと言うことに気がついたのは彼が笑いだしてから5秒くらい経ったころだった
《…は、?舘さ…舘さん、?!》
いくら遊びであろうとメンバーを殺されたことには変わりない。もう彼の上半身は何処がどうなっているのかわからないくらいぐちゃぐちゃになっていた。自分の身も省みず上に乗っている彼を押し退けて舘さんに駆け寄ると左肩の辺りに真っ赤になった長い包丁が刺さっている。抵抗した時に剥がれたのか貝殻のような形の良い爪が数枚落ちていた
その後のことはあまりはっきりと覚えていない。気が付いたらしょっぴーも倒れていて、辺りは血だらけ。舘さんに刺さっていたはずの包丁は何故か床に落ちていたから多分俺が抜いてなんかしちゃったんだろう。あぁ俺捕まるのかな、とかこの死体どうしようかな、とか色々思ったけどとりあえずもう一度風呂に入って身体を綺麗にしてから家に帰ってしまった
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多分俺はもうじき捕まるんだろうと思っていたけれど、何故か全く警察も家に来ず、仕事も普通に終えて。意味わかんないなぁと思いながら家に帰ってエゴサしたりニュースを見たりしたけれど、昨日のことは全く表沙汰になっていなかった。きっとあんな事件、元々なかったんだ。あれは悪い夢だったんだろう、そう思い込むことにした
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普通にご飯を食べて、普通に風呂にはいっていると異変が起きた
《…ん?今日バスボムいれたっけ?》
お湯が薄くピンク色?に染まっていた。でも何の匂いもしない。これ何の効果があるんだろう。まあなんか無意識の内に入浴剤でもいれたんだろう、綺麗な色だなぁって普通に入っていたら気が付けば寝てしまっていた
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《…は、?なに、これ…》
お湯の色が黒に近い赤に変わっていた。見たことがあるこの色合い。昨日の…惨状と同じ色。なんだこれは、何が起こって…
「”…迎えにきた”」
『”いってみたらさぁ、案外いいとこだったよ?こっちも”』
夢の中で死んだはずの二人の声が何処からか聞こえる。いや、やっぱり夢じゃなかったのか?この際そんなことはどうでも良い、早く逃げないと。湯船から出ようと思っても首から上しか動けない、動かない。助けを求めたいのに声も出ない。不意に気配を感じて斜め上を見上げるとしょっぴーの声が降ってきた
「”俺から盗ろうと思うくらい涼太のこと好きなんだもんな?”」
『”吃驚したよ、俺にそんなに執着してくれるなんて”』
《は…?ちが、違う、……た、す》
『”一緒に逝こうよ、ほら早く”』
お湯の中から何枚か爪が剥がれて、切り傷や刺し傷だらけの腕が2本現れて俺の腕を引く。それを後押しするように背中側からも力を加えられてお湯と顔面が触れそうになる。抗っていたけれど俺の腕を掴んでいたてが首元に回された瞬間、もう無理だと思った
「”諦めろ、お前がやり始めたことなんだし”」
『”大人しくついてきてね”』
《ゃだ、やめ…ッ》
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〔……大人気アイドルグループ、Snow Manのラウールさんが○日に浴室で死亡しているのが確認されました。警察は…、〕
不可解なことにその浴室は何年も使っていないように見えるほどボロボロで、異常なほどにアイビーが絡んでいた。
そしてその傍らには、どす黒い百合の花が1本突き刺さるようなかたちで置かれていたとか
コメント
3件
怖い怖い😱😱😱
阿部ちゃんかと思ってました!!
うわぁ~っ😱😱😱😱😱😱😱ラウールまで😱😱😱😱