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※メリーエンド
○○ ) ちょっと堅!?こんな時間にどこ行くの!
ドラケン ) 三ツ谷と会ってくる
○○ ) また!?
ドラケン ) なんでもいいだろ。
○○ ) 良くないよ!今日は夜通しで映画を見る約束でしょ?
ドラケン ) それは悪いけどまた今度にしてくんね?
○○ ) でも休み合う日なんでなかなかないじゃん、
ドラケン ) …いーだろ別に。もう行くわ
○○ ) 待ってよ!!
ドラケン ) 朝には帰る。じゃあな
バタン
○○ ) …なんでよ、
最初は上手くいってた同棲も3ヶ月たつと
喧嘩が増え、相性が悪いことがはっきり分かる。お互いわかってる。私と堅が合わない事
○○ ) ホントむかつく。仕返ししてやる
そう思い堅のエロ本を見つけてやろうと
堅の私物がある棚を漁ってみた
○○ ) …なにこれ
棚から出てきたのはエロ本でもエロビデオでもなく、金髪の女の子の写真。それも何枚も
○○ ) これって堅の好きだった人、?
堅と付き合う前1度だけ軽く言われたことがある。好きだった女の子を事故で亡くしていると。
私は前に堅の元好きだった人の事が気になって色々聞いてみたけど何も教えてくれなかった。教えてくれた事は好きだった人が事故で死んだという情報だけ。他の事は一切教えてくれなかった
○○ ) …私と全然タイプ違うじゃん、
写真の女の子は可愛くどの写真を見てもニコニコ笑っていた。とても可愛らしい女の子
○○ ) 見なかった事にしよ、
何も見なかった事にしようと全て棚に仕舞うも、モヤモヤとした気持ちだけが残ってしまう
ガチャ
○○ ) え、堅?
ドラケン ) …三ツ谷に帰れって言われたんだよ
○○ ) そっか、
ドラケン ) さっきは悪かった。感情的になっちまって、
○○ ) 帰ってきてくれたから許す。いいよ
ドラケン ) ありがとな、エマの好きなアイス買ってきたけど食う?
○○ ) …エマ?私○○だけど、
ドラケン ) あ、悪い、 マイキーの妹と名前間違えちまった、
○○ ) …いいけど、私とマイキー君の妹さん間違えるの多いよ、
ドラケン ) マジで悪い、
ドラケン ) これで機嫌直してくんね?カップ麺もポップコーンもあるぜ
○○ ) 映画観る気満々じゃん。いいよ許す
ドラケン ) ありがとな
その夜私は堅の腕の中で夜通し映画を見て
愛し合ったりした。気づいたら寝ていて、堅の硬い胸で目が覚めた。
○○ ) ん、寝ちゃってた、
ドラケン ) 目覚めた?
○○ ) 堅起きてたの、?
ドラケン ) さっき目覚めたんだよ。つーかまだ10時だけど今日どうする?
○○ ) 駅前のカフェ行きたい!
ドラケン ) しゃーねェ、行くか
○○ ) やった!準備してくる!
堅のおかげで昨日のモヤモヤは薄れつつ、私は堅と久しぶりに出かけれる事を楽しみに思い準備を始める。
長い髪をコテで器用に巻いて、堅の好きな服を着る。そして堅が褒めてくれたリップを付けて、薄いメイクをした
○○ ) 準備できた!
ドラケン ) おせーよ。
○○ ) ごめんごめん
ドラケン ) 行くぞ。 俺のバイクでいいだろ?
○○ ) うん!
彼のバイクの後ろに乗って、彼の大きい体に抱きつく。
○○ ) 堅いい匂いする
ドラケン ) お前が最近使い始めた柔軟剤の匂いだわ
そんなどうでもいい会話をし、彼はバイクにエンジョイをかけ駅へ向かう。
ドラケン ) ほら着いたぞ。
○○ ) ありがとう!
ドラケン ) んで、行きたいカフェってどこ?
○○ ) こっち!!着いてきて!
ドラケン ) おう。
三ツ谷 ) あれ、ドラケンと○○ちゃん?
○○ ) 三ツ谷君!?こんにちは!
ドラケン ) 三ツ谷じゃん
三ツ谷 ) デートか?相変わらずお熱いな 笑
ドラケン ) うっせ!
○○ ) 三ツ谷君は買い物?
三ツ谷 ) いやオレはマイキーの付き添い
ドラケン ) マイキーもいんの?
三ツ谷 ) おう。あっちのベンチで寝ちまって、
ドラケン ) うわ、マジじゃん
三ツ谷 ) 悪いけどドラケン起こしてってくんね?○○ちゃんデートの邪魔してごめんな
○○ ) いえ全然、!
ドラケン ) しょーがねェな、ちと起こしてくるわ
三ツ谷 ) 頼むわ
〈 その場で○○と三ツ谷が2人きりになり 〉
○○ ) あの、三ツ谷君。聞きたいことあるんだけど、
三ツ谷 ) ん?
○○ ) 堅の好きだった人ってどんな人だったんですか?
三ツ谷 ) …え゛
○○ ) ……
三ツ谷 ) …あいつの好きだった奴はエマって名前で、
○○ ) … エマ ?
三ツ谷 ) 明るくて家の家事をほぼ1人でしてたらしいぜ。あとマイキーの妹
○○ ) …そう、なんですね、
三ツ谷 ) 雰囲気はすげー○○ちゃんに似てる。
○○ ) …
三ツ谷 ) でも安心しな。○○ちゃん
○○ ) え?
三ツ谷 ) 今あいつが好きなのは○○ちゃんだけだから。ああ見えてベタ惚れなんだぜ?
○○ ) なら良かったです、、
ドラケン ) 悪いおまたせ。マイキー起きたぜ
三ツ谷 ) ありがとな、ドラケン
ドラケン ) おうよ
三ツ谷 ) じゃ、またなドラケンと○○ちゃん
○○ ) はい、また
ドラケン ) またな
○○ ) ねぇ堅
ドラケン ) んだよ?
○○ ) 私ってエマちゃんと似てる?
ドラケン ) ッ、なんでその名前知ってんだよ!!
○○ ) 私とエマちゃんって子の雰囲気、凄く似てるんでしょ?
ドラケン ) お前三ツ谷に色々聞きやがったな
○○ ) うん。私の事エマって呼び間違える理由わかったよ。
ドラケン ) …
○○ ) 私とエマちゃん重ねてるんでしょ、
ドラケン ) それはッ、
○○ ) …ごめん、ちょっと考えたいから1人にさせて。
ドラケン ) …ああ、
このまま別れちゃおうかな。なんて考えてしまう。彼が好きになったのは「私」じゃなくて、「エマに似た私」なんだろうきっと、私はその子見たいに家事は完璧に出来ないし、明るくもない。
彼が求めている私にはなれない。
そう1人で考えていたら涙が溢れてくる。でも涙を拭ってくれる彼は居ない。そう思うと寂しくて悲しくて
私はやっぱり彼の事が好きなんだと実感する。
私の事を元好きな人と重ねてみていても、同棲が上手くいってなくてもやっぱり私は彼が好きだ。
大きい背中、固くて寝心地の悪い腕枕、下手くそなサプライズ、握りにくい手。当たり前に手を繋いで歩く日常が無くなるのは嫌だと思い、気づいたら体は動いていた。
ここから家までバイクで10分。歩きで20分かかる距離を私は今走って向かっている。やっぱり彼が好きだから
汗だくで家に入るとそこには彼が真剣な顔でソファーに座っていた。
○○ ) 堅、
ドラケン ) ○○ ?! 汗だくすきだろ、走ってきたのか?
○○ ) うん、
ドラケン ) …○○聞いてくれ
○○ ) …何、?
振られるのかなと泣きそうになりながら真剣な顔の彼を見る。
ドラケン ) 俺はぶっちゃけ○○とエマを重ねて見てたかもしれねェ、
○○ ) うん、
ドラケン ) けどオレはお前の事が好きだ。
○○ ) うんっ、
ドラケン ) エマじゃなくてお前が好きなんだよ、
○○ ) 私も堅のことが、
バチンッッ
言葉の続きを言いかけた時目の前が真っ黒になった
○○ ) ん、あれもう朝〜?
○○ ) 一人暮らしは退屈だな、はぁ〜
○○ ) さっさと会社行って仕事終わらせなきゃ。
クソだるい体を起こし、身支度を済ませては普通の会社に向かう。
?? ) 武道君!成功したんですね!!
?? ) ああ、エマちゃんもひなも全員無事だ!
?? ) ありがとう、武道君、
道を歩いていると少しやばそうな人が居たが、あまり関わりたくないので横目でちらりと見ては直ぐにスルーした。
エマ ) でねでね〜堅ちゃん!
ドラケン ) その話聞き飽きたっつーの!
○○ ) …堅ちゃん、…堅?
何度も呼んだことがあるような名前が聞こえて、振り向いてみるけど全く知らない人。
○○ ) 幸せそうなカップルだな〜、
○○ ) …ていうかなんで堅って聞き覚えあるんだろう、
○○ ) 知り合いにいないんだけどな。
𝑒𝑛𝑑