この作品はいかがでしたか?
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拝啓、
秋の記憶の僕へ
敬具。
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注意書きは一話目をどうぞ。
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s h a 視点
あの事件から数ヶ月が経ったある日。
今はもうすっかり秋の季節になっていて、秋の冷涼な空気が漂っているところだった。
「シャオちゃん?」
「あ、ぺ神」
半袖のやつもいるが、ほとんどの人が長袖に衣替えをしている時期。
かく言う俺も長い袖に腕を通していた。
「今日もええ天気やなぁ〜」
「せやなぁ〜」
ほのぼの。
この空間にその効果音が飛び散らかっていた。
「最近はだいぶ涼しくなってきたし、過ごしやすい季節になったもんだぁ〜」
「な〜」
のほほん、とぺ神との世間話。
二年前まではずっと任務やら任務やら任務やらに駆り出されていたため、こうやってぺ神と話をする時間なんて怪我を治療する時くらいしかなかった。
なので、ぺ神と普通の話をするのは少し慣れないかなぁ。
まぁ、彼も関西人なだけあってネタは面白いが。
『掘るよ?』
『よ〜し掘っちゃうぞ.ᐟ』
『ほ、る、よ?』
あかん、ホモネタしか出てこねぇ……
そんなしょうもなくもたわいのない事を考えていると、訓練所の方面から甲高い絶望の鐘に似た悲鳴が上がった。
「きゃあぁぁぁぁぁっっっ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ───」
「は.ᐟ?なんや.ᐟ?」
加速魔法を使って俺が現場に向かおうとした。
そう、向かおうとしたのだ。
魔法が発動しなかった。
「ぺ神っ、.ᐟ魔法が……」
「.ᐟ?」
ぺ神からぺ神の固有魔法を使用時に使う魔力が漏れ出ていた。
「ぺ神.ᐟ?」
「ぇ、え?」
ぺ神も困惑している様だった。
どうしてこんなに急に魔力が……
『緊急事態発生.ᐟ緊急事態発生.ᐟ』
『魔法を使うと、普段より威力が上がったりコントロールが効かなかったり……』
『逆に使った魔法が消えたりも……』
『魔法士の諸君.ᐟ.ᐟ絶対に魔法は使わないでください.ᐟ.ᐟ.ᐟ』
魔法士。
その名の通り魔法を使える者の事を指す。
てか、魔法が使えるこその魔法士なのに……
魔法が使えなかったら唯の兵じゃねぇか。
「シャオちゃん.ᐟ.ᐟ」
「どうしよ、俺、まっ魔法が……」
魔法が暴走してるんやろ……?
それやったらぺ神の魔法の効果範囲とかあるんちゃうか?
その考えを確かめる為に、俺はぺ神から距離を取った。
ボッ、
赤い炎が俺の腕から舞い上がった。
効果範囲は半径十メートル……直径二十メートルかな。
「ぺ神.ᐟ大丈夫や.ᐟぺ神の魔法の効果範囲は直径二十メートル.ᐟ」
「その範囲外やったら魔法使える.ᐟ」
「よ、良かった……」
ぺ神がこの魔法しか使えなくて良かったと心底思った。
もしその魔法以外の魔法を使えると、その魔法も暴走する事になる。
「んじゃぺ神.ᐟ俺暴走してもうた魔法士止めてくるから.ᐟ」
「待ってシャオちゃん.ᐟ.ᐟ」
「それ、俺もいた方が良いと思うんだけど.ᐟ」
「確かにな」
「ほなぺ神も来てくれ.ᐟ」
「わかった.ᐟ」
そうぺ神と俺が訓練所に向け足を運ぼうとした時。
俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「シャオロン.ᐟ』
その声の主を見ると、藍色の彼の姿が見えた。
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えー、次回からフォロワー限定公開にします。
wrwrd様がこんな状況だしなぁ……
検索避けです。検索避け。
うん。
今回短くなって す み ま せ ん で し た 。
いや、続き書こうと思ったんですよ。そう。
そうしたらね?キリのいい所で終われないなぁ……って事でこれだけ短くなってしまいました。
すんません……
でも、初期はこんくらいしか書いてなかったはず……多分……
だから許して……(土下座)
それはそうとこの話四回書き直したんですよ。
没!没!没ーー!!!!ってやりまくってたらこうなりました。
満足はいってませんが年内にこの連載が終わらなさそうで怖いのでここら辺で妥協しました。
年内に終わらなさそうなので投稿頻度が増えると思ってください。
今書き溜めが何個かあるのでね。
毎日投稿を11月から始めます。
『恋愛物語』…金、日曜日
『シャオさんが女体化!?』…火、木曜日
『全ての記憶から消えた貴方へ』…月、土曜日
『転生したらゲームの悪役だったんですが???』…水、日曜日
日曜日は『転生(以下略』か、『恋愛物語』のどちらかを投稿します。
じゃないと年内に完結しないので。
気合いでなんとか頑張ります。
閲覧ありがとうございました!
コメント多いのは嬉しいけどいいねもちょっと欲しいナっ、(ボソッ
コメント
2件
"シャオロン"って呼びましたねぇ…( ニチャァ(( いつも楽しんで見てますー!!! 展開が神!!!!!! 続きもたのしみすぎる......
毎日投稿めっちゃ嬉しいです!体調崩さない程度で頑張ってください!