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#リゼロ
すず
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第83話『静と豪』
中華連合武闘場。
本戦一回戦・第一試合。
実況が大きく叫ぶ。
「これより第一回戦、第一試合を開始します!」
「秦代表――」
王翦!!
静かな拍手の中、王翦がゆっくりと入場する。
表情は変わらない。
一歩一歩、闘技場の中央へ向かう。
続いて。
「燕代表――」
オルド!!
オルドは豪快に笑いながら入場した。
「ハハハハハ!」
「こういう舞台は嫌いじゃねぇ!」
観客席から大歓声が上がる。
王翦とオルド。
二人は中央で向かい合う。
オルドが口を開く。
「王翦。」
「戦場じゃ決着がつかなかった。」
「今日は白黒つけようじゃねぇか!」
王翦は静かに答える。
「望むところだ。」
その一言だけだった。
実況が右手を振り上げる。
「それでは――」
「始め!」
ゴォォォン!!
開始の鐘が鳴り響く。
オルドは迷わず前へ出る。
「行くぞ!」
大きく踏み込み、渾身の一撃を放つ。
しかし。
王翦は半歩だけ横へ動く。
拳は空を切った。
オルドはすぐさま追撃。
右。
左。
連続攻撃。
だが王翦は最小限の動きでかわし続ける。
観客席で李牧が静かに呟く。
「王翦将軍は……相手の癖を読むのが非常に早い。」
隣の呉鳳明も頷く。
「攻めずに情報を集めている。」
オルドは笑った。
「なるほど!」
「逃げるだけじゃ勝てねぇぞ!」
王翦は初めて構えを取る。
「十分だ。」
「お前の間合いも、力も、速さも把握した。」
その言葉に、オルドの表情が引き締まる。
「面白ぇ……!」
「なら、ここからが本番だ!」
オルドは雄叫びを上げ、再び王翦へ突進した。
一方の王翦は、その場から一歩も動かず迎え撃つ。
静と豪。
対照的な二人の戦いは、ここから真の勝負へと突入する。
コメント
1件
いやもう、この「静と豪」の対比がガチでカッコよかった〜!王翦が狂うほど冷静で、最初は攻めずにひたすら相手の間合いとか力、速さを読むってスタイル、めっちゃ好き。オルドの豪快さとのコントラストが試合の緊張感を際立たせてるし、李牧と呉鳳明の観客席解説も世界観に深み出てて良き。次が気になりすぎる🔥