君と夏

どうしてこうなってしまったのだろうか。

誰か、教えてくれ。

君に恋したあの夏。 僕は忘れられないだろう。

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新学期、同じクラスになった君はとても静かな人だった。

誰かと話す素振りもなく、いつも本を読んでるような人で、 表情は動かず、冷たい感じの人だと思っていた。

君と僕には共通点など無いに等しかっんだ。

そんな僕らは偶然にも、同じ部活に入部した。　　　 君はマネージャー。

目立たずに部員をサポートしていた君は僕とってあまりにも眩しかった。それは、覚えている。

思い出すだけで、あの甘酸っぱかった日々に戻りたくなる。そんな春だった。

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少しずつ暑くなり夏を迎えた。

始まりはこの夏だった。

部活漬けの日々、だけど充実していた。

暑いあつい体育館。スポーツ飲料の味。滲む汗。むせ返るような熱気。

何もかも鮮明に覚えている。

そして、部活の何気ない出来事が僕と君の恋を　大きく動かした。