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〜💜side〜
💜『…なんだこれ…』
レンくんとカイトくんに案内されてやって来たけど街にはデカすぎる真っ黒い怪物が辺りを破壊していた…
『あれ?人間さん?全員逃げたはずなんやけどな…。』
💜『……………………!』
愕然としていた俺の耳に声が聞こえてきて俺は声が聞こえた方向を見つめた。
💜『…なんで…?お前が…ここにいるんだ…?康二!』
レン・カイト『……え?』
目の前に居たのはずっと行方不明になっている康二だった…。
間違えるはずがない…
関西弁だし人懐っこい笑顔を振りまいている、俺が知っている康二そのものた。
💜『…無事…だったんだな…。良かった…』
レン『…ふっかさん?』
康二1人だけど目立った傷もなく無事に帰ってきてくれたことに安心したけど目の前の康二の口から出された言葉は俺が予想していた言葉とは違った。
『康二?誰のことです?』
💜『…え?』
思いがけない言葉に思わず呆気ない声を出してしまった俺…
💜『…何言ってんだ…?お前は向井康二だろ?SnowManの… 』
『SnowMan?向井康二?もしかして怪物の攻撃ではぐれちゃいました?それはお気の毒です!』
…お気の毒とか言いながら全然悪びれる様子なんてない…。
てか、あの反応本当に覚えてねーのか…?
ハルド『俺の名前はハルドって言います!シャドー帝国の幹部です!』
💜『…シャドー帝国…の幹部…』
目の前にいるのは康二なのに中身は別人…
しかも世界を滅ぼそうとしている闇の幹部…
まさかこの行方不明になってた間闇の奴に襲われてた…のか…?
ならめめとラウールも闇に…?
レン『ふっかさん?…大丈夫ですか?』
レンくんとカイトくんに心配そうな顔をさせてしまった…
ハルド『お、王子様たちを連れとるんですね!探す手間が省けました!』
レン・カイト『………………ッ!』
レンくんとカイトくんを見つけるなり、嬉しそうな顔で手を伸ばしてきたこう…いや、ハルド。
やっぱり狙いはレンくんとカイトくんか。
💜『やめろ。』
俺はハルドが伸ばしてきた右手をガッツリ掴んだ。
ハルド『…離してくれますか?』
💜『…嫌だ。』
ハルド『我々に歯向かうことはオススメしませんよ?』
💜『……………………。』
康二の顔とは思えないほど冷たい目を俺に向けてくるハルド。
けど俺はコイツの手を離すつもりなんてない。
…たとえ俺に力なんてなくても2人を守るって約束したんだ。
ハルド『分かりました。なら仕方ないですね。』
怪物『ぐわああああああああああ!』
💜『……っ!』
ハルドが無表情のまま怪物の隣に立つと動きを止めていた怪物が大きな鳴き声を出しながら口の中から黒い光線を放ってきた。
カイト『ふっかさん!』
💜『とりあえず逃げるから!捕まってて!』
俺はレンくんとカイトくんを連れて急いで怪物の前から走って逃げた。
💜『…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…』
レン『…ふっかさん…』
カイト『…( ; ; )』
💜『…ごめん。…大丈夫…だから…』
どれくらい走ったのか分からない…
俺は逃げ回ってとうとう体力の限界で動けなくなっていた。
周りは怪物の攻撃で破壊された建物の瓦礫…
ハルド『逃げるだけ無駄やってこと分かりました?』
動けない俺の前に余裕そうに現れたハルド。
…くそ、見れば見るほど康二だ…。
…俺が知らない間に闇に支配されたんだな…
…守ってやれなくてごめん…
ハルド『じゃあお2人を連れて行かせて頂きますよ!』
レン・カイト『………………!!』
ハルドがレンくんとカイトくんに近づいてくる。
💜『…諦めると…思ってるのかよ!』
ハルド『まだ動くんですか!?』
俺はボロボロの身体に鞭打って立ち上がった。
2人を守るって決めたんだ。
自分で決めた事は絶対にやり遂げてやる!
どんな状況でも!
ピカーーーん!
💜『…え?なに!?』
レン『あれは!』
カイト『まさか…』
覚悟を決めた俺は紫色の光に包まれていた…