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あれ?私、死んでない?
確かさっきまで溺れそうになるまでちが出てた気がするけど…。
回りを見回してみると陰ちゃんが居た。
そうだ。あのときのこと謝らないと。
陰ちゃんのところに行こうとしたが足が動かない。
なんで?
またドジしちゃうかもしれないから?
陰ちゃんを失いたくないから?
大丈夫だよ。陰ちゃんは許してくれる。
そう自分に言い聞かせても足は動いてくれない。
涙が出そうになったとき誰かの声が聞こえた。
サイコパス 「あの時はごめん。お前のこと考えもしないであんなことして…。」
サイコパスさんの声だった。
悲しみさんと話していた。
私もあんな風になりたい。
でも、絶対にドジっちゃう。
だって私の人格は…。
いや、ちがう。
私の今の人格は『陽キャ』だ。
『陽キャ』は誰にでも明るく、コミュ力が高く、面白い存在だ。
私はそうなりたくて『陽キャ』になった。
だから謝りに行こう!
足が軽くなった。
陰ちゃんのところに行った。
陽キャ 「陰ちゃん靴隠したりしてごめんね。」
陰キャ 「………………。」
あれ?もしかして許してくれない?
相当怒ってるのかも…。
ど、どうしよう?
私のことで怒るのはいかりさんだけでいいよ。
陽キャ 「陰ちゃん?」
おそるおそる声をかけた。
すると、陰ちゃんは何かから目覚めたのか少し慌てた調子で言った。
陰キャ 「あ、ごめん。靴を隠したの全然いいよ。」
よかった。許してくれた。
陽キャ 「うん。ただ陰ちゃんに頼られたくてやったの。ちゃんと言葉で伝えればよかったね。」
陰ちゃんは聞き上手だな。
陰ちゃんの前では言わなくていいことも言っちゃう。
私は少しうつむいていた。
すると、陰ちゃんが思いがけないことを言った。
陰キャ 「いいよ。じゃあ今度から陽ちゃんにばっか頼っちゃうけどいい?」
その言葉は私にとって最高のお仕置きだった。
私は顔を上げて笑顔になった。
陽キャ 「うん!任せて!」
二人で笑いあった。
ありがとう。陰ちゃん。
ずっとずっと友達でいてね。