テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
WOOZI side
あれから少し経ち、ヒョンが退院した。
病院へみんなで迎えに行き、ホシを中心に進めていた引越しの最終確認をヒョンにしてもらう。
確認の後、明日もう行ってもいいかな?と俺らを見るので俺らは食い気味に頷いた。
・
・
・
ヒョンが引っ越してきて1週間が経った。
ミンギュ1人でもうるさかった家はもっと騒がしくなった。
ホシ×ミンギュなんてたまったもんじゃないし。
クプスヒョンは、一緒に働いていた地域の人達にお店を任せて来たらしい。
ハニヒョンも会社をやめて来たそうだ。
よかったの?なんて聞いてもヒョンは笑ってどうせあんまり行けないしね、と言う。
ホシはバイトなので出勤を減らしてもらうらしい。
この生活に慣れてきたところでシュアヒョンの話もしてみる
WZ「シュアヒョンのことなんだけど…」
MK「ホシヒョンが!」
HS「やぁ、名前書いてなかったのはミンギュじゃん!」
WZ「……」
俺の声は騒がしい2人の喧嘩に掻き消される。
どうやらホシがミンギュが大事に取っておいたヨーグルトを食べたそう。
ミンギュには悪いが、正直いって今の俺には全くと言っていいほど興味がない。
俺の様子を察してくれたのかクプスヒョンとハニヒョンが声をかけてくれる。
SC「おい、お前らもう喧嘩するな」
JH「ウジが大事な話があるってよ〜」
MK「…はぁ〜い」
HS「ごめん、」
兄弟喧嘩を両親に止められた感じを醸し出す2人。
そこから2人はすぐ仲直りし、大事な話って?と聞いてくる。
俺には到底理解できないなと改めて思う。
そこから色んな感情が混ざったため息をはき、話す。
WZ「シュアヒョンなんだけど…」
HS「いた!?」
MK「お医者さん?」
ねぇ、俺なんか言った?
見つかったとでも言ったか疑うくらい質問する。
呆れて怪訝そうな顔をする俺を見てハニヒョンが笑いながら静かに聞いて、と言う。
WZ「医者の中にはいなかった。」
MK「え、でもホン病院なんだったらお医者さんじゃないの?」
SC「なんだそれ、ホン病院にいるのか?」
HS「やぁ、聞いてないぞ〜!」
WZ「わかった、わかったから静かにしろ…」
与えられたそれぞれの場所のヒントを話す。
HS「ディノもちゃんとダンスしてるんだぁ…ㅎ」
JH「スングァニはちゃんとこの世界でもアイドル目指してるんだねぇㅎ」
SC「ウォヌはまぁ、想像通りっちゃ想像通りだな、ㅎ」
嬉しいのか知らないけどホシの顔がはもう溶けているし、
ジョンハニヒョンは愛おしそうに思い出している。
そんな中クプスヒョンはウォヌのマイペースさを実感していそうだった。
でもとりあえず今はシュアヒョンのことなので切り替えて作戦会議を始める。
ハニヒョンの時には不発だった患者作戦にした。
不運にもじゃんけんに負け、また俺が行くことになった。
・
・
・
診察が終わった。
シュアヒョンはどこだ?
検査中に聞くも、医者の中にはいませんよと返される。
スタッフには?と聞いてもプライバシーの問題だと突っぱねられる。
これを報告するともう1度家で作戦を練り直すことになった。
・
・
・
SC「患者ってことがありえるか?」
MK「確かヒョンの親御さんの病院だよね?」
JH「それだったら患者とかってより働いてる側だよねぇ、」
WZ「う〜ん…」
皆が頭を悩ませ、結局患者作戦で皆が行ったものの誰も見つけられず、あっという間に
夏になった。
先にジュナでも見つけようかという話になった矢先ハニヒョンが倒れた。
JEONGHAN side
ピッ ピッ ピッ
あぁ、この音。聞き覚えがある。
薄く目を開けるだけで目が痛くなる程の光が入り込んでくる。
目を開けると同時に消毒の匂いがツンと鼻の奥を刺す。
はぁ、またここか。
??「先生、起きました…っ!」
ドタドタっと音がし、誰かが外へ出ていく。
この騒がしさ、ホシだな…ㅎ
部屋が空いて医者が入ってくる。
医者は俺の体を確認し、中度の熱中症ですねと一言だけ告げる。
あとは任せた、と言ってもう1人のナースか誰かに任せる。
??「だ、大丈夫ですか…?」
そう言って覗き込んできた白衣を着た人は、子鹿のような目をしていた。
あぁ、見覚えがあるよ、君には。
シュア。
JS「へ…なんで名前…」
JH「会いたかったよ…ずっと…」
JS「えぇっと……幻覚症状、」
ホン病院に運ばれたんだ、俺。
っていうかシュアってば熱中症のせいだと思ってるんだね。
酷いなぁ。
まぁ忘れちゃってるんだもんね。
俺はまだ掠れ気味の声を出し、シュアに話しかける。
JH「ねぇ、俺の話ちょっと聞いてくれる…?」
JS「えっ…少しならいいですよ、」
シュアはおどおどしながらこちらを見てぎこちない笑顔を作る。
そこで俺はお決まりであろう台詞を言ってみる。
JH「俺と一緒にアイドルしてたって言ったら…」
JH「…また熱中症のせいだって言う…?ㅎ」
JS「え…どういう…」
心の中で4人に謝りながらシュアに先に事情を話す。
信じられない様子のシュアだが、俺と同じようにSEVENTEENという言葉に反応する。
JH「SEVENTEEN、知ってる…?」
JS「…えぇ、まぁ」
JS「でも、もうないんです。」
JH「ないって…CD?」
JS「はい…Dreamっていう…」
JH「おっ、Dream…いい曲だよねぇ」
JS「えっ…知ってるんですか、?」
JH「うん、ㅎ だって俺らの曲だもん 」
JS「え、あぁ…そうですよね…」
JS「僕は大好きだったんですけど、両親が勉強に邪魔になるからって…」
JH「え、捨てちゃったの?」
悲しそうに笑いながら頷くシュア。
Dream…
シュアにお似合いの歌だね。
そっか、なんて言いながら俺も悲しくなる。
俺が話してくれたお礼だと言ってシュアの話もしてくれる。
シュアはどうやら研修医として働いているらしい。
将来的にはこの病院を継ぐ予定だけど、あまりにも出来なさすぎて嫌われている、と。
JH「嫌われてる?」
JS「はい…ㅎ」
JS「院長の息子だからこの病院で働けているだけだし、」
JS「それに…出来ないのに注意もしずらい 」
JS「出来ないのに、継がなきゃなんです、」
JH「…でもさ、大事なのってシュアがやりたいかだよ。」
JS「えっ…」
俺、この言葉練習生の時にも言ったな。
シュアに向けて。
でも本当にそうなんだ。
シュアはいつも自分に自信がない。
やりたいからやるんだよ、全部。
しばらく考えてシュアが一言俺に言う。
JS「やりたくない…」
JH「…ㅎ」
JH「だったら、俺らと一緒に他のメンバー探しちゃおうよ」
JS「…でも、 」
JH「なんか言われたり、シュアが危ない目にあいそうだったら絶対守るよ。」
JH「約束する。」
JS「……1週間、考えさせてもらえませんか」
JH「…うん、もちろん」
そうやって今日は別れた。
すぐ俺はみんなに連絡する。
シュアに会ったよ、そう伝えるとウジから、すぐ行くと返ってくる。
何気にこういう時1番早いのはウジなんだよね。
・
・
・
あれから1週間が経とうとしている。
ドタドタっと足音がするのでいつものようにホシが来たんだなぁと思っていると。
扉を開けた人物に驚く。
シュアだった。
傷だらけの。
JH「シュア…どうしたの、それ」
JS「ハニ…」
傷にも驚いたままだと言うのにさらに驚くことに俺の名前を呼んだ。
涙を流しながら、俺の方へ抱きついてくる。
JS「俺、SEVENTEENのことしっかり思い出したよ…」
JH「そんな事より、傷…」
JH「そんなことでもないけど…」
枕元に置いてある綺麗なタオルで血の滲むところを拭ってあげる。
ふふっと弱く微笑んでから1呼吸おき、俺ねと言うので急いで止める。
JH「クプスとホシとミンギュ、ウジがいるから呼んでから皆に聞かせて、ㅎ」
JS「……うん」
カトクを送ると一瞬で既読が4になり、もう病院にいると返事が来る。
それからというものすぐに4人は来た。
扉を開けるなり、皆がシュアの傷を心配する。
WZ「ヒョン…その傷、」
HS「うわうわ……痛そう…」
SC「シュア…」
ミンギュは見るなり部屋の扉へ入っていく。
シュアは平気だよ、と笑い俺へもお礼を告げて俺のベットから少し離れる。
すぐにミンギュが戻ってくる。
手には濡れたタオルがあった。
ミンギュはシュアに近づいて傷を優しく拭いてあげる。
飴細工に触るみたいに繊細に。
JS「ありがとう、ミンギュ」
そう言ってミンギュの頭を撫でて、話し始める。
JS「俺、思い出した。」
JS「皆のこと。」
JS「ごめんね、今まで」
シュアは今にもこぼれ落ちそうなほどの涙を目に溜め皆をしっかり見つめる。
ぽつりぽつりと1文字ずつ紡いでいく。
SEVENTEENを思い出したのはもちろん、あの日の事故のことまで。
最後にぼそっと、あっちの両親は愛があって優しい。よかった。と。
そんなシュアの頭をミンギュと一緒に優しく撫でる。
泣き崩れるようにするシュアをみんなで抱きしめる。
しんどかったね。頑張ったね。シュア。
・
・
・
あれから俺の病室に来る人が4人から1人増えた。
シュアだ。
毎日たくさん来てくれる。
俺の治療が終わったら医師免許が正式に貰えて、それからこの病院を辞める。と。
それで皆を探すのを手伝ってくれるって。
辞めることが決まってからはシュアの笑顔が増えた。
前までみたいにゲームをする時にはちょっとしたズルもする。
クプス以外のみんなはゲームの時には95’sが集まって最悪…とボヤいている。
何気に嬉しそうだけどね。
もちろん、俺だって嬉しくてたまらない。
俺とシュアのいたずら仲間時代が戻ってきたなぁ。