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祭りが始まり、秋風が吹く。
「おお!」
勘助は思わず大きな声を出した。
そんな勘助を見てはなも
「凄いねぇ!」
と嬉しそうに言った。
人のざわめき、楽器の音、虫の声、賑やかさが溢れている。
皆楽しそうにしている。
「おばさん!」
「香也にいさーん!」
「あぁ、こんにちは」
「元気だな!」
村民が少ないので皆、顔見知りだ。
会う人会う人あいさつをし、賑やかな通りを歩く。
「あれ美味しそう~!」
この島は、もともとは十数人ほどしか居なかった。
だが、近くの大陸で戦が起こり、逃げてきた人々が多く住んでいる。
この祭りのために、隣の島などから来た人たちもいる。
その人たちも屋台を出している。
二人は屋台を端から覗いていった。
それだけでも十分楽しいという不思議だ。