テラーノベル
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家に帰る
寝る
当たり前の日常
つまらない日常
こんな日常だけど、このままで良かった
なのに__
第一話 正義の象徴
主人公名:安倍晴明
仕事から帰ってニュースを見ていた
ニュ『絶望の象徴・ルーリアンシが現れました』
『現時点での被害者数、死者数合わせておよそ2万6824人』
『地域は東京都港区、大阪府豊中市、宮城県名取市、北海道札幌市です』
『お近くの方は今すぐに避難してください』
晴『…嘘でしょ?』
『さっき神話生物倒したばっかなのにぃ…』
職業:神話生物隊 隊長
晴『また仕事!?もうやだぁ…』
?『はははっ!はるりんは面倒くさがり屋だなぁ〜!』
晴『うるさいですよ、先輩。てかなんで僕んちにいるんすか』
?『ルースって呼んでくれよ〜』
ル『私とはるりんの仲だろ?』
ルーザン・アイトス
通称:ルース
職業:神話生物隊 指揮官
晴『なら先輩も僕の事アキって呼んでくださいね』
ル『え』
晴『出来ますよね??先輩なら』
ル『…すんませんでした』
晴『よろしい』
ル『…今更ながらはるりんの目って綺麗だよね』
晴『本当に今更ですね』
『…まぁオッドアイですし、赤と紫って夕暮れと夜みたいだからじゃないですか?』
ル 『はははっ!随分ロマンチックな言い方するね』
晴『そうですか?』
ル『そうだよ』
晴『まぁそんなことどうでもいいんで、僕はさっさと行きますね』
ル『うちの後輩が酷いっ!!』((ぴえん
晴『キモ』
ル『え』((ガーン
晴『じゃ、また明日』
ル『うぃ〜』
))トコトコ
))ガチャ
ル『…死ぬなよ、晴明』
))タッタッタッタッタ
))プルルルルップルルルルッ
))カチャ
?『…もしもし?』
晴『あっ!ようやく出た!』
『佐野君!』
佐『俺、今日休みなんだけど』
佐野命
職業:神話生物隊 副隊長
晴『そんな事言ってる場合じゃないでしょ!どっからどう考えても退治しに行かないとでしょ!』
佐『ダル…』
晴『酷いよ佐野くぅん!!』
佐『うるせぇ』
晴『あ、そうだ』
『佐野君は、道満さんと合流してね』
佐『…は?』
晴『僕は民間人を避難させないとだから』
『任せたよ!副隊長!!』
佐『おい!こういうときだけ副隊長いう』((ブチッ
晴『これでよし!』
『さっ!急がないとね!』
『ごめんなさい民間人さん!!』
((シュバッ(屋根の上に乗る)
((ストン
((タッタッタッタッ
晴(今回の敵は神話生物じゃなくて人間)
(手加減できるといいけど…)
(まぁルーリアンシもほぼ人間じゃないけど)
(ルーリアンシ…)
(悪魔に天使、狐や狸…色んな種族がいる絶望の組織)
(…本当に絶望の組織なのかな)
『おっと、着いたかな?』
?『あー!晴明君やっときた〜!』
晴『ごめんね、蘭丸さん!』
蘭『しょうがないなぁ』
晴『民間人の皆さんは?』
蘭『ちゃんと避難させといたよ〜』
『全く!僕をこき使いやがって〜!』((プンプン
晴『あはは、ごめんってば〜!』
『ちゃんと第二部隊と第四部隊もいるね!』
『…っと、さてとそろそろ敵のお出ましかな?』
?『晴明君!!』
晴『あ!道満さん!』
道『やっと見つけました…』
『って、さっそく敵いるじゃないですか…ダル…』
晴『まぁまぁ!大丈夫ですよ、道満さんの実力なら!』
道『そりゃどうも』
佐『はぁ…今週も休日出勤だな…』
『ブラック企業じゃねぇか』
晴『そんなこと言わないで〜!!』
道『そんなこと言ってないでさっさとやりますよ!』
蘭『は〜い♪』
晴『了解です!』
佐『はい』
晴『…総員、戦闘準備開始!』
((シュバッ
((カチャカチャ
((シーン
晴『…前衛、進め!!』
『後衛は前衛のサポートを!』
全員『はっ!!』
晴『特殊部隊の者を優先して戦うのだ!!』
((ダダダダダッ
晴『さて、僕も行かないとね』
『…あの力を使うのは少し癪だけど』
『《千里眼》』
『…すぅー』
『…はぁー』
((シャキンッ
((タッタッタッ
((スルッ
((フワッ
((ジャキンッ
晴『量が多いな…』
『ん?あれ、何か見え…』
『は、?』
『子供…それも2人…』
『前方にエルフ、上に悪魔…』
『…行かなきゃ』
『道満さん!!』
道『はい!?』((カキンッ
晴『この場は任せます!!』
道『えっ!?ちょ!!』
晴『任せます!!』((圧
道『あ、はい!!』((圧に負けた
((ダダダッ
晴『そこの者』
?『!』
?『なんだァ?こいつ…』
晴『申し遅れました』
『僕は神話生物隊長の安倍晴明』
『貴女方を倒しに参りました』
?『へェ〜?』
『あ!あたしャレイン!見ての通り悪魔だ!!』
?『これはまずいことになりましたね…』
レ『あァ〜?どこがだよ、サニー』
サ『噂で聞いたことがありますが、この者の年齢は18歳』
『その歳で隊長、ということは…』
『戦闘技術がずば抜けているということです』
レ『ほォ〜!そりャあ楽しめそうだなァ?』
サ『何を言っているんですか、下手したら死にますよ?』
レ『死んだ時ャそんときだろ』
サ『はぁ…まぁ、ここはレインに任せます』
晴『人が出していない情報を話したり、目の前に敵がいるのに余所見をしていたり…』
『死にたいのですか?貴方達』
((チャキッ
晴『推して参る』
レ『何を小癪な、 青二才が!!』
サ『…はぁ』
『かかってきなよ、隊長サマ』
((ジャキンッ
((シュパッ
((ガキンッ
((ズザザッ
((ジャギンッ
晴『そろそろ刃こぼれしてきた頃じゃないのですか?』
『それに体力だってなくなってきたでしょうね』
レ『はぁッはぁッ』
『あたしはまだッ、戦えるッ!!』
サ『2人がかりで戦っても勝てないとはッ…はぁッ…』
『それに息切れもしていないッ…』
『これが18歳という若さで隊長へと上り詰めた者の力か…』
晴『…こんなんで僕に挑戦を挑んできたんですか?』
『戦争を経験していない者は自分の力を見誤る、とはこのことですね』
レ『チッ…』
サ『…聞いた事ないですね』
晴『まぁ僕の先輩が言った言葉なので』
サ『へぇ…』
晴『…誰か来ましたね』
サ『え』
((バサッバサッ
?『あっれぇ〜?副隊長がやられてる〜!』
『それにレイちゃんまで!』
『凄いねぇ、君!』
『お姉さんとも戦ってくれない?』
サ『ウィン隊長!?』
レ『ウィン様じャァ〜ん…』
ウ『やっほ〜』
『さてと…本気出した方がいいかな?』
サ『その方が賢明です… 』
ウ『あいよ〜』
晴『はぁ、僕戻らないといけないのに…』
ウ『そんな事言わないで〜!お姉さんとも殺り合おうよ〜』
晴『仕方ない、仕事が増えますが…やるしかないですね』
((チャキッ
ウ『この大天使に傷を付けれるといいね♪』
『風よ、私に力を貸し給へ』
((フワッ
ウ『君の刀は私に近づけない』
晴『近づきますよ、無理矢理にでも』
((ジャギンッ
((フワッ
((ボワッ
晴『ぐっ…』
(風が厄介だ…)
ウ『ごめんな、貴方の様な将来厄介になりそうな人は殺さないといけないんだわ』
『だからさ…』
『さっさと死ねよ』((ビュンビュン
晴『うわっ!?』
(台風…!?)
『目が回るッ…』
((ドゴンッ
晴『ぐはッ…』
『げほッがはッひゅー…』
ウ『私な、大事な仲間に大怪我を負わされて苛立ってんの』
『しかもこっちは保護しようとしてただけだってのによ』
『だから人間なんて嫌いなんだよ』
晴『ヒューッヒューッ』((ギロッ
ウ『あ?んだよその目は』
『もういい』
『さようなら』
((グチャッ
晴『ぁッ…』
(…あの子供達は逃げたかなぁ)
(あぁ、死ぬのか)
(ごめんね佐野君、道満さん、蘭丸さん)
?『いやぁぁぁあ!!』
『誰かッ!誰かぁッ!!』
『たすけて…』
晴『…たすけに、いくよ』
『いま、いくよ…』
『ちからに、なりたいのに…』((ポロッ
『なにも、できないよ…』((泣
((パァア
晴『えっ』
『わっ、まぶしっ!!?』
『…あれ?傷が治って…ってえぇえ!?』
『髪が伸びた!!なんか服も違う!!でもズボンだ!!』
『ど、どうなってるの!?』
?『知りたいかい?』
晴『え!?』
?『あ、紹介が遅れたね!私は小夜!』
小『魔法少女団の団長さ!』
『って言っても今魔法少女はいないんだけどね!』
晴『へ、へぇ…』
小『さて、君は魔法少女に選ばれた』
『まぁ、実質魔法少年だけどね!あはは! 』
晴『はは…』
小『さて、世間話はここまでにしようか』
『君は魔法少女になった』
『だから人を助けないといけない』
『さっ、いくよ!!』
晴『えぇ!?』
小『頼んだぞ!正義の象徴!』
晴『…え?』
『えぇぇぇぇぇぇえ!!!?』
〜終〜
次回「真実の象徴」
-to be continued-
コメント
7件
新しいお話キチャー!しかも、魔法少女だとっ?!そんなん最高に決まってるやん! 晴明君が先頭を着る隊長絶対格好いいじゃん?! ルースさんの最後の言葉はるりんじゃなくて晴明になってるの良いな✨ エルフと悪魔そして大天使…この人達は何者なんだ?子供を保護しようとしていただけ…晴明君達とは違う隊なのか…魔法少女団、晴明君此からどうなるのか楽しみだ✨続き楽しみにしてます!
生きたいのなら、抗ってみせよ。絶望を味わいながら...。