短編集

昨日、今日かな、？書いてた💜❤️（左右固定無し）があるんですけど、だいぶスピーディーな話になっちゃいました…珍しく1、2時間で書き上げましたね。最近のは約1週間かけて書いてます。投稿頻度低いのはこれが原因です。
さて、今回バッドエンドですね！いやぁ、最近甘ったるかったんとちゃう？（エセ関西弁やめい）バッドエンドなのであったりまえに亡くなります。どっちが亡くなるんですかねぇ…？

💜❤️（左右固定無し）

初っ端喧嘩

❤️視点

本編⤵︎ ︎

運の尽き

阿形）なんでわかってくれないの！？

おかめ）あぎょうだって全然わかってくれないじゃん！

阿形）もういい！おかめ兄さんなんて大っ嫌い！

おかめ）ｯ…！あっそ、、

そう言って俺の家から出て行くおかめを黙って見届けることしか出来ない。

些細な喧嘩でここまで言い争いになるのは初めてのことで、お互い感情的になった。

言ってはいけないことを言ってしまった。

そう思った時にはおかめ兄さんは既に家を出ていた。追いかけなければ関係が終わってしまうと思い、最低限の物を持ち、俺も家を飛び出した。

おかめ兄さんが行ったであろう方向に走り出し、大通りに出たところ。

阿形）ｯはっ、はっ、ｯ！いた、！

俯きとぼとぼと歩くおかめ兄さんがいた。

阿形）ｯ、！？おかめ兄さん！！

バコーン！

鈍い衝突音が深夜の交差点に鳴り響く。

阿形）ぁ、まって、、ｯおかめにぃ！

ぶつかり動かなくなったトラック。その先には数十メートル飛ばされたおかめ兄さんらしき人。見るも無惨な姿ではあるもののおかめ兄さんであることは認識できる。

急いで駆け寄り上半身を抱き抱える。

阿形）はｯ、おかめ、ｯおかめ！

息ているわけが無いのに。

返事をしてよ、泣きながらそう声をかける。周りの目なんて気にせず、ただひたすら名前を呼び続けた。

誰かが呼んだ救急車とパトカーのサイレン。

現場に到着した救急隊に無理やり引き剥がされ、おかめ兄さんはその場で死亡が確認された。

トラックの運転手は居眠り運転で捕まったものの、おかめ兄さんが帰ってくることはない。

こんなことになるなら、止めておけば良かった。言わなければ良かった。

次第に自責の念が募っていった。

おかめ兄さんの葬儀。メンバーや共通の友人から声をかけられるも、適当に流すだけで、さながら生ける屍。

葬儀がひとしきり終わったあとも、何も喉を通らず無理やり口に詰め込むが、吐き出してしまう。そんな毎日を繰り返していた。

事故から約3ヶ月。

おかめ兄さんが亡くなったあの場所あの時間。

花を手向け手を合わせ、近くの建物の外階段から屋上へと上がっていく。

おかめ兄さんが居ないこの世界になんの価値があるのだろうか。

あんな別れ方、あんまりだよおかめ兄さん。嫌いなんかじゃない。大好きだよ。ごめんね、おかめ。俺もそっちに行くよ

終わり

ちょっとした解説

衝突音のみでブレーキ音がない、つまりかなりのスピードを出したトラックが衝突するわけで、普通に即〇ですよね。

“息て”いるわけがないのに は頭のどこかで、既に亡くなっていることはわかってる、けど生きていてほしい。そんな阿形さんの願いです。

話がスピーディーなのは、阿形さんの記憶が飛び飛びになっているから、そんな解釈もできますが、そこら辺はご自由に。じゃ✋