今回は渡辺さんsideからかきやす。
ーー
💙 side
宮舘涼太ーー涼太と付き合うことになった俺。
凄く嬉しいし、幸せ。
だが、付き合ってからというもの、涼太の様子がずっとおかしい。
『..』
リハーサル中だというのに、ボーッと遠くを見つめ、何の声も聞こえていない。
1回だけではなく、何回も。
それに、俺が話しかけると体をビクッと震わせ、慌てて返事を返す。
話しかけるのも2,3回話しかけないと気付かなかったりする。
今現在、涼太が風呂に入っているので、この間にネットで調べることにする。
どんな様子か..って言ったらわかんないけど、とにかく様子がおかしい。
俺の中で疑問に思っているので調べることに。
でも、検索結果は..
【放っておけばいい。】
【そう思ってる方がおかしい。】
と、こんな風に正直参考にならない。
不安なものの、調べても大したことが出てこないので結局放っておくことに。
❤️ side
お風呂からあがり、リビングにいる翔太の後ろに立つ。
でも、翔太は険しい顔をしながらスマホをいじっている。
俺の存在には気付いていない様子で。
「..翔太、どうしたの?」
そう訪ねても翔太は『なんでもない。』とはぐらかす。
とりあえず、今は聞かれたくないのかなと、置いておく事に。
「そっか。」
「じゃあ….時間も時間だしなんか料理作ろうか?」
『まじ?お願い。』
『涼太の手料理めっちゃ食いてぇ。』
いつも通り恥ずかしい言葉を言う。
まあ、そんなことは置いておいて、キッチンへ立った。
何があるかを確認がてら冷蔵庫を開けた。
….なにも無い。
お酒がちょろっと入っているが、お酒は開いているし、食べ物はおつまみしかない。
おつまみでなにか作ろうと思ったが、作れる様なものではない。
「仕方ない、買って来るか。」
そう思い立ち、翔太に許可を得ようと声をかける。
「翔太?」
『ん?どした?』
端末を弄っていた手を止め、こちらを見つめてくる。
その1つ1つの視線が真っ直ぐで鋭い。
「あのさ、翔太の家食材なくて..」
「買ってくるから少し待ってて。」
『まじ?何もなかった?』
「うん、なんも無いに等しいかも、笑」
『ふはっ、ごめんごめん笑』
「いやいや、笑」
俺が外に出ようとコートを羽織った時、翔太も薄めの上着を着た。
「え?どうしたの?」
『ん?俺も行こうかなって思って。』
「いいよいいよ、一人で行ってくるから。(笑」
そう断っても頑なに行こうとする。
でも、俺は女の子な訳じゃあないし、いらないっちゃいらない。
『涼太可愛いもん、取られる。』
「取られないって(笑」
翔太って昔からそんな好きな人褒めるタイプだっけ。
..まあ、翔太の好きな人事情知らなかったけど。
にしても、翔太の服が薄着すぎる。
いや、いつもではあるんだが、
靴下は履いてないし、上はTシャツに春に着るような薄い上着。
1月下旬に切るような服では無い。
「じゃあ、せめて厚着して。」
と伝えてもやだやだと駄々こねる。
「じゃあ俺一人で行くからね?」
『俺は着いてくけど。』
「..風邪ひくよ?」
『涼太と居れればそれでいい。』
「….はあ。」
どんだけ言ってもダメだ。
諦めようとした時、翔太の口が開いた。
『じゃあひとつ提案がある。』
『ハグとキスしてくれれば厚着してやる。』
「….ん?」
ハグ 、 キス
本気で言っているの?
..いや、一応恋人。
してもおかしくない関係ではある。
それでも、好きでもない人にハグは良いとしても、キス。
「え..っと、」
『俺上着脱ごうかなー(笑』
「ぅ、」
翔太の仕事の為にも、ここでしない訳には行かない。
とりあえず控えめに抱きつく。
「..ん、これでい?」
『俺ハグ と キスって言ったよ。』
「..」
そう、そうなのだ。
ハグかキスだったらどちらかでいいが、狙ったかのように『と』を入れていたので、両方しないといけない。
『ほらほら、俺待ってるよ?』
『もっと抱きついて欲しいな~。』
「まっ、」
待ちきれない様子で俺を潰れる程に抱きしめる。
..まあ、ハグ自体はメンバー間で割としているため、そこはいい。
でも、翔太はハグをすると同時に顔の距離を1cm程に近づけてくるのだ。
『この距離で顔見んの..初めてだな。』
『涼太可愛い。』
「..翔太、近いっ。」
『いいじゃんカップルなんだし。』
「もうっ….」
諦めて翔太の目を手で覆い、顔をさらに近づける。
翔太の唇に触れようとした。
_その時
ピーンポーン
『うわあっ!』
「ちょっと、真横でそんなに大声出さないでよ」
『ご、ごめん(笑』
タイミングが悪く..いや、逆にいいのか?
インターフォンがなった。
翔太はビビりなので体をビクッと飛び跳せ、俺から離れた。
せっかくしてあげようと思ったのに..
「..でないの?」
『ん、あぁ、でるよ。』
「そっ。」
ーー
いみふ~
コメント
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接近戦が、きゅんきゅんしました🫣