オールマイト「こちらこそ力になれずすまなかった緑谷少年!」
デク「そんなっ…!オールマイトは十分力になってくれてます!
とんかつ弁当わざわざ届けにきてくださって…本当に力になりました!」
オールマイトと出久くんが話してる中
啓悟くんが耳打ちする。
ケイゴ「あのっ…俺も一応謝っといた方がいいですよね?この流れ…」
『そう思うなら謝りな。』
そう、私が言うと、
ケイゴ「緑谷くんっ!ほんとすいません、俺らが力不足なばっかりに…」
デク「いやいやいやいやホークスまで!?いやいやいやいや僕はっ…」
ケイゴ「いやいやいやいやほんと申し訳ないことを…」
デク「いやいやいやいやいやいや…」
ケイゴ「いやいやいや…」
謙遜のし合いwww
ミナ「誰か止めたげてー!!www」
______
オールマイト「それでは行かなくては…」
デク「ええっ!?もう…!?どこに!?」
オールマイト「エンデヴァーのところへ。
私はまだやることがある」
サトウ「そういや、エンデヴァーすぐ出ていったよな」
ケイゴ「エンデヴァーさんには迂闊に外に出ないよう言ってあります、荼毘がチラつくんで」
サトウ「あ〜なるほど」
ケイゴ「今回の件で避難してる人全員が全員、一様に見方が変わったわけでもないですし…」
そう、、、だよね。
みんながまだ信じてる訳では無いし
みんながまだ…
不安なままなのは変わりない。
啓悟くんの服の裾をギュッと握りながら
オールマイトさんが去っていくのを見つめる。
ケイゴ「さ、俺らも部屋帰りましょうか」
『うん、そうだね…』
って
『出久くん!?寝てる!?』
早すぎん????
一瞬やん???
寝顔かあいいすぎん?
『啓悟くんちょっとまっててね』
ケイゴ「いいですよ美姫さんの頼みながらなんでも何時間でも仰せのままに〜」
『ちょっと黙ってて?』
私の持ってきてたひざ掛けをかけてあげる。
と、
焦凍くんが
「荼毘の兄弟…エンデヴァーの息子
内心ではきっと俺の存在も未だ不安だろう」
と。
真剣な顔で言う。
空気が一瞬静まり返る。
…そうなのかな、みんな____
とれ
キリシマ「家庭事情で____
悔しいよなぁ」
切島くんが口を開ける。
キリシマ「轟が何か知ってわけじゃあねぇのにな」
すると
ショート「いや」
焦凍くんが首を振る。
ショート「したよ____
血に囚われて原点を見失った」
そう言った後、私たちの方を向き
ショート「でも、今は違うから。
違うってことを証明する
みんなに安心してもらえるように」
そう言って笑った____
ああ!もう!なんて!なんて
『いい子なのぉぉぉぉぉ』
キリシマ「…ッ漢だよおめぇは…!俺っ何だか涙が出てくるよォ…!!」
涙脆い組感涙案件ですねこれぁ。
ケイゴ「美姫さん…また泣いてる、ふふふ」
と啓悟くんは私の頭を撫でる。
『だってぇ…』
こんなの感動せざるを得ないよ!
焦凍くんが…というか…
ジロウ「避難してる人達全員が全員が見方変わった訳でもない…か。」
耳郎ちゃんがふと呟く。
ジロウ「あれだね
なんかあれ
同列に言っちゃうのもおかしな話だけどさ」
と
個性のイヤホンジャックで
クイッ
カミナリ「何?やだ!やめて!」
ヤオモモ「きゃっ」
トコヤミ「ムッ」
3人を引き寄せ
ジロウ「ウチら不安視してた人たちがいてさ」
やばいと思ったのか逃げようとしたかっちゃんの首根っこを掴み
ジロウ「みんなに安心してほしくて
笑ってほしくてさ
やれる事考えてさ。
文化祭みたいに、最大限の力でやれる事をやろう
うちら出来たじゃんね!」
と笑った。
そして____
ジロウ「取り戻すだけじゃなくて
前よりもっと
良くなるように
みんなで行こうよ。
さらに向こうへ!!」
と。
笑った。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!