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くおおおおお
【Another EDEN】 アナザーエデン
《第0話》 [零度の目覚め]
暗い。真っ暗だ。何も見えない。少し熱い。
しかしどこが?顔か?腕か?いやわからない。少し光が見える。光は大きくなる。。。
ここはどこだ?体も動かない。
青年は意識もうろうの中腕をみた。
なんだ?これは?わからない。
よく見えない。一時の意識が飛ぶ
ん?なんだ?あかい?これは…血か?
そうかこれは血なのか。溢れ出ている。
何故だ…わからない………
…………………………………………
意識は飛んでいた………
再び目を開くとそこはくらい箱の様な
ものだった。
作業員1「おし、着いた。」
作業員2「お前タバコくせえぞ?家内に
言われてたんじゃなかったのか?」
作業員1「へっへ、誰が1ヶ月も耐えらんだ
よっ」
作業員2「はは、お前も程々にしろよなぁ?」
トラックで輸入米を輸送している作業員たちはトラックを開こうとする。。。。。
作業員2「おらよっと、おーい開けるぞー?」作業員1「相変わらず焦るなーお前は」
作業員2 「はいはい、おらっ」
トラックの後扉を開ける…
作業員2「なんだ?なにかいねぇか?」
作業員1「なんだお前、酒でも飲んだのか?」 作業員2「おい冗談じゃねぇって、あれは、」
《人間だ》
彼らは焦った。それはそうだろう。。
こんな真夜中に人が乗るわけもない
それもこんなにもやせ細っている。。。
到底これ以上生きられるような体ではなかったここはヨーロッパ 人さらいも珍しい話ではないのだがこれは彼らが体験した前代未聞の体験であったのだ。。
翌朝彼らは倒れていた少年を警察に出した。彼らは人を助けた。しかしそこには何故だろうか
【恐怖があったのだ】
彼は数ヶ月もすると元気な体になっていた
彼には記憶がないことがわかった。と言っても言語や一般的なマナーは忘れてないようだ。
そんな中彼はひとつだけ覚えている。
誰も決して忘れないもの。
誰にでもあるもの。
人を称するもの。
“裏切らないもの”である。
そう、名だ。
そして彼の名は、この物語の繋ぐ者の名は。
その者の名は
《ラーク・ラルヴァ》
彼は少しの時間も経つとある家から引き取られる事になった。それには警察の奴らも驚いた。この少年は体を調べた所16歳と判断されたからだ。16歳の人間をこれから育てることはできるのか?それに加えて引き取るのは富豪の家系の者だった。おそらくそこには家を引継ぐ為の
子供がいなかったのだろう。
引き継ぐ為の子だ。家を引き継ぐ、
ただそれだけの………人間だ。
・これは彼の物語。生物の物語。罪の物語。
【これは】
【彼らの】
【生物の】
【罪と欲望の】
【物語だ。】
ーーー〈第0話完〉ーーー零度の目覚め